ビットコインが18%急騰、2億ドル超のデリバティブポジション清算

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目次

ビットコインが反発し18%上昇、2億ドル超のデリバティブポジション清算

暗号資産(仮想通貨)市場で時価総額最大となるビットコイン(BTC)が13日から反発し、約18%上昇した。

先週末にかけて米シリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、米ドル連動型ステーブルコイン「USDC(USDコイン)」を発行するサークル社が同銀行に預けていた33億ドルが精算リスクに陥りUSDCのディペッグを引き起こすなど、金融不安が高まった。USDCの価格は一時0.8ドル台まで急落し、ビットコインも一時20,000ドルを割るなど、仮想通貨相場は全面安となっていた。

関連:米シリコンバレー銀行が破綻|金融不安高まる
関連:USDCがディペッグ|米シリコンバレー銀行破綻が原因か

しかしバイデン政権が破綻したSVBの預金者がすべての資金にアクセスできるようにすると発表し、金融当局による緊急融資などの救済措置を行うことが明らかになった。発表直後から仮想通貨相場は急反発し、USDCはほぼ1ドルまで回復、ビットコインは13日から続伸して記事を執筆している14日12時現在、24,400ドル台で取引されている。

関連:バイデン政権、シリコンバレー銀行に対し救済措置を発表|USDC回復

今回の市場全体の急反発は、トレーダーの予測を上回るものであったとみられる。仮想通貨デリバティブ分析ツール「Coinglass」のデータによると、直近24時間のポジション精算は仮想通貨市場全体で2億ドルを超えた。このうち約47%にあたる9,400万ドルがビットコインの精算だった。1日あたりの精算額は直近2ヶ月で最大規模である。

以下、ビットコインのチャートである。


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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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