ブラックロック、ブラジルでイーサリアムETFの提供を開始

ブラジルでイーサリアムETFが取引開始、BlackRockがBDRで提供開始
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米国で大成功のブラックロックのイーサリアムETFが、ブラジルへ、個人投資家も手軽にETH投資可能に

世界最大の資産運用会社「BlackRock(ブラックロック)」が、ブラジルでイーサリアムETFの提供を開始する。ブラジルのビットコインニュースサイト「Portal do Bitcoin」は27日、このイーサリアムETF(ETHA39)は、2024年8月28日からブラジル証券取引所(B3)で取引が始まると伝えた。

このETFは、米国で既に1,500億円を超える資金を集めているiShares Ethereum Trust(ETHA)の価格に連動する。ブラジル預託証券(BDR)という仕組みを利用することで、ブラジルの投資家は自国の証券取引所を通じて、より手軽にイーサリアムに投資できるようになる。

特徴としては、

  • 商品名:iShares Ethereum Trust
  • 取引コード:ETHA39
  • 形式:ブラジル預託証券(BDR)
  • 価格:1ユニットあたり40〜50ブラジルレアル(約1,089〜1,350円)
  • 運用手数料:0.25%(ただし、初年度は0.12%に減額)

などが挙げられる。

ブラックロックは、今年3月にブラジルでビットコインETFを発売し、大きな人気を集めたことから、イーサリアムへの投資機会も提供することを決定した。

ブラックロックのブラジル代表、クリスティアーノ・カストロ氏は「ETHA39は、幅広いブロックチェーンアプリケーションを支えるイーサリアムへの投資をより身近なものにする」とイーサリアムの将来性を評価していることも述べた。

今回のETF上場は、ブラジルが仮想通貨ETFの重要な市場となりつつあることを示すものだ。B3にはすでに13種類の仮想通貨関連ETFが上場しており、その合計価値は25億ブラジルレアル(約755億円)に達している。

ブラジルでは、デジタル資産への関心が高まっており、ブラジル証券取引委員会(CVM)も最近、ソラナをベースとした2つのETFをB3に上場することを承認するなど、ブロックチェーン技術への投資が活発化している。

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この記事を書いた人

中井 純、工学博士
AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。

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