TON統合と新興国開拓が促進、バイナンスに次ぐダウンロード数
分散型ウォレット「Bitget Wallet(ビットゲットウォレット)」は15日、「2024年3月以降に100%以上の成長を遂げ、4000万人のグローバルユーザーを獲得した」と発表した。これは、分散型ウォレットがWeb3への主要な入り口となり、中央集権型取引所と競合する存在になりつつある重要なトレンドを示している。
Bitget Walletの全世界ユーザー数が4000万人を突破し、2024年3月以降100%以上の成長を記録した。
この急速な成長は重要なトレンドを示している。分散型ウォレットが中央集権型取引所に匹敵する、Web3への主要な入り口になりつつある。
2018年以来、Bitget Walletは100以上のブロックチェーン、2万以上のDApp、数百万のトークンをサポートする包括的なWeb3ハブへと進化した。
BitgetウォレットのCOO(最高執行責任者)アルビン・カン氏は、この急成長の要因としてTONエコシステムとTelegram(テレグラム)との統合を挙げている。これにより、ユーザーは人気のメッセージングアプリであるテレグラムから直接ウォレットサービスにアクセスできるようになった。
Bitget Walletが9月の暗号資産(仮想通貨)アプリダウンロード数で2位に躍進した。
コミュニティの強力な支持により、著しい成長を遂げている。第4四半期に向けて多くの刺激的な発表を控えており、ユーザーに新たな価値を提供し続ける方針だ。

カン氏は、「4000万ユーザーの突破は、仮想通貨を誰もが、どこにいてもアクセスできるようにするという私たちのビジョンの証だ」と述べ、「今年9月の1ヶ月間で600万件近くのダウンロードがあり、トップの取引所に迫っているということは、分散型ウォレットが中央集権型プラットフォームに追いつきつつあることを示している」と強調した。
Bitgetウォレットは2018年のローンチ以来、包括的なWeb3ハブへと進化を遂げ、最大級の分散型マーケットプレイスの一つとしての地位を築いている。
今回の発表に関する重要なポイントは以下のとおりだ。
- TONエコシステムとの統合:テレグラムとの統合により、Web2とWeb3のシームレスな橋渡しを実現し、第3四半期だけでTONのオンチェーンアドレスは4,886%増加した。
- 新興国市場への進出:アフリカ、南アジア、中東などの新興国市場でユーザーが急増しており、第3四半期のアフリカでのユーザー増加率は413%に達した。
- 直感的なユーザーインターフェース:初心者でも使いやすい設計。
- 多様なWeb3サービスの統合:資産管理、スワップ、ステーキング、仮想通貨取引、ローンチパッドやDAppsへのアクセスなど、Web3サービスを単一のプラットフォームに統合。
- 幅広いブロックチェーンとトークンのサポート:100以上のブロックチェーン、2万以上のDApps、数百万のトークンをサポート。
Bitgetウォレットは現在、バイナンス(Binance)に次ぐ、世界で2番目にダウンロード数の多い仮想通貨アプリとなっている。これはWeb3ウォレットの新規ユーザー獲得数において、ほとんどの競合を上回る数字だ。
この急成長は、分散型ウォレットがユーザーベースと機能の面で中央集権型取引所と競合するようになっているという、より広範な業界トレンドを反映している。
カン氏は「Web3の未来は、Web2とWeb3のギャップをいかに効果的に埋めるかにかかっている」と述べ、「テレグラムのような既存プラットフォームとの統合が主流ユーザーの仮想通貨採用を簡素化する」と強調した。
今後、Bitgetウォレットがこの成長を維持し、ユーザー定着率の向上や規制環境への適応など、残された課題にどう取り組んでいくかが注目される。
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情報ソース:Bitgetウォレット公式X / アルビン・カン氏公式X / Bitgetウォレット発表