- Bitgetの現物グリッド取引をわかりやすく解説
- Bitgetの現物グリッド取引に向いている人の特徴も解説
- この記事を読めば現物グリッド取引を理解してシステムトレードができる様になる
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Bitget(ビットゲット)の現物グリッド取引とは
現物グリッド取引の基本概要
対応通貨数 | 29種類(2023年3月時点) |
引用銘柄 | USDT建て |
取引手数料 | 無料(現物取引の手数料に依存) |
取引種類 | 現物グリッド取引、現物リバースグリッド取引 |
Bitgetでは、2022年6月頃に「現物グリッド取引」という機能がローンチされました。
現物グリッド取引とは「上限価格」と「下限価格」を設定して、その価格範囲内で自動取引をしてくれる「自動売買ツール」のことです。
主に、市場の動きが静かな「レンジ相場」で役立つ自動売買ツールになります。後ほど解説しますが、下降相場でも利益が狙える機能もあるので、ぜひ使い方をマスターしておきましょう。
まず、現物グリッド取引の基本的な機能として、下記の3つについて解説します。
現物グリッド取引に対応している銘柄
Bitgetの現物グリッド取引では、現在29種類のペアが取引可能です。取引ペアは下記の通りです。
BTC/USDT | ETH/USDT | BGB/USDT | LTC/USDT | BCH/USDT |
EOS/USDT | XRP/USDT | TRX/USDT | MATIC/USDT | SHIB/USDT |
ETC/USDT | UNI/USDT | DOGE/USDT | CHZ/USDT | BNB/USDT |
SOL/USDT | SAND/USDT | DOT/USDT | AVAX/USDT | PSG/USDT |
ACM/USDT | BAR/USDT | PORTO/USDT | LAZIO/USDT | SANTOS/USDT |
CITY/USDT | ASR/USDT | ATM/USDT | ADA/USDT |
ローンチされてまだ3ヶ月程ですが、かなり多くの通貨ペアに対応しています。
ただ、現時点で現物グリッド取引を行うには「USDT建て」のみです。
通常の現物取引では「USDC建て」や「BTC建て」「ETH建て」で取引可能ですが、現物グリッド取引ではそれらの通貨で取引することはできないので、注意してください。
現物グリッド取引の手数料
現物グリッド取引で行われる取引の手数料は、現物取引にかかる手数料と同じです。
現物グリッド取引で取引をするからといって、追加で手数料がかかることは無いので安心してください。
元々、Bitgetの現物取引手数料は「Maker(指値注文)」でも「Taker(成行注文)」でも「0.1%」でしたが、現在では現物取引手数料が無料になっています。
つまり現物グリッド取引の取引手数料は、現在無料ということになります。
ただ、この「取引手数料が無料」がいつまで続くのかはわかりません。
「取引手数料が無料の間」は気にしなくても良いと思いますが、手数料がかかる様になった場合は「グリッド数量」に注意してください。
なぜなら、グリッド数量が多いと取引する回数が多くなり「取引手数料が高くなる」からです。
グリッド数量とは、注文が発生する間隔の設定値のことです。これだけだと、少しわかりづらいと思うので、例を出して解説します。
現物グリッド取引例
- 上限価格:300万
- 下限価格:200万
- グリッド数量:4
- 現在相場:250万
上記の場合、下限価格(200万)から上限価格(300万)までの価格幅は「100万」です。
グリッド数量を4と設定すると「価格幅「100万」÷ グリッド数(4)=グリッドの価格幅」になります。なので、この場合の1注文の値幅は「25万円」です。
現物グリッド取引を始めると、自動で買いの成行注文が入ります。その後、現在相場(この場合は250万)から25万上がった「275万」に、売りの指値注文が入ります。その後、相場が275万に達すると自動で売却される流れです
グリッド数を増やすと取引が発生する価格帯が増えますが、その分取引回数が増えてしまい、取引手数料が高くなってしまいます。
重複してしまいますが、今後Bitgetの現物取引手数料がかかる様になった場合は、適正なグリッド数を設定することがポイントとなってきます。
Bitgetのその他の手数料については専用の記事で解説しているので併せて読んでみてください。
下降相場でも利益が狙える「現物リバースグリッド取引」
「現物リバースグリッド取引」とは現物グリッド取引と、リターンの計算単位が異なる取引方法のことです。
簡単に言えば次のような取引方法です。
例)BTC/USDTの場合
- 現物グリッド取引は「BTCをUSDTで安く買い、高く売る」という取引から利益を狙います。
- 現物リバースグリッド取引の場合は「USDTをBTCで安く買い高く売る」という取引から利益を狙います。
つまり、現物リバースグリッド取引では「BTC/USDT 」ではなく「USDT/BTC」と考えるとイメージしやすいです。
そんな現物リバースグリッド取引では、下降トレンドの時に利益が狙えます。例えばBTC/USDTのチャートが下降トレンドの場合は、USDT/BTCのチャートは上昇トレンドを作りますよね。イメージしやすい様に簡単な数字で解説すると、BTCとUSDTの価値関係が「1BTC=10USDT」の場合に、BTCの価値が下がり(BTC/USDTが下降トレンド)1BTCを5USDTで買える様になったとしましょう。その場合「BTCの価値が下がりUSDTの価値が上がった」ことになるので、USDTをBTCで安く買い高く売る「現物リバースグリッド取引」なら、下降トレンドでも利益を出せるということです。
なので、上昇トレンド中のレンジ相場では現物グリッド取引を、下降トレンド中のレンジ相場では現物リバースグリッド取引を使って、取引するのがオススメの活用法です。
Bitget(ビットゲット)の現物グリッド取引に向いている人の特徴
Bitgetの現物グリッド取引に向いている人の特徴は、下記の3つに該当する人です。
本業が忙しい方
Bitgetの現物グリッド取引は「本業が忙しい方」に向いています。
なぜなら、24時間自動で設定した価格範囲で売買を行ってくれるからです。本業が忙しい方にとって、「チャート確認ができない時間帯に相場が大きく動いてしまう」ことが懸念点です。ですが、現物グリッド取引なら、指定した価格範囲内での値動きに対して自動売買が行われるので、相場の値動きに対しての不安がなくなります。
また、相場の値段が「指定したレンジ」から外れてしまった場合は、取引が停止されるので安心です。ただ、逆に言うと「指定したレンジから外れてしまう」と一切取引は行われないので、定期的に「相場のチェック」と「価格レンジの調整」が必要になります。
仮想通貨トレード初心者の方
Bitgetの現物グリッド取引は「仮想通貨取引の初心者の方」にもオススメです。
なぜなら、「安値で買い、高値で売って差額を稼ぐ」という「投資の取引原理」に基づいて自動売買されるからです。現物グリッド取引を利用するのは「価格レンジの設定」が必要ですが、その点も心配ありません。
Bitgetでは、マーケットに最も適した価格設定をAIによる自動入力ができます。そのため「価格レンジの設定を、どうすればいいかわからない」という方でも、すぐに価格を設定して取引することが可能です。
システムトレードを使ってみたい方
「システムトレードをやってみたい方」にも、Bitgetのグリッド取引がオススメです。
システムトレードのメリットは、「チャート確認の負担を減らせる」ことです。年中無休で自動売買をしてくれるので、多くの銘柄に分散して投資をしたい場合などに効果的です。「一部のレンジ相場の銘柄はグリッド取引に任せる」といったことが可能になるので、他の銘柄に集中するなど効率的なトレード戦略の幅が広がります。
Bitget(ビットゲット)の現物グリッド取引を行うための前準備
Bitgetの現物グリッド取引を行う為の準備は下記の通りです。
上記の手順を大まかですが以下で解説します。
現物グリッド取引を行うための前準備
Bitgetに限らず海外仮想通貨取引所は基本的に日本円での入金に対応していません。そのため、国内仮想通貨取引所との連携が必須になります。
もし国内取引所の口座を持っていない、どこをメインに使うか悩んでいるのでしたら以下の業者を本サイトはおすすめします。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは、手数料の安さと取扱銘柄の豊富さで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料であるため、海外仮想通貨取引所やMetaMask(メタマスク)などへの送金におすすめです。 - コインチェック
コインチェックは国内でもトップクラスのユーザー数を持つ仮想通貨取引所です。仮想通貨の売買手数料が無料で、積立やレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特にスマホアプリの操作性やデザインが高評価で、仮想通貨初心者におすすめの取引所です。 - bitFlyer
bitFlyerは、国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。ビットコインが貯まるクレジットカードや、Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換できるサービスが評判です。さらに、少額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所は、トラベルルールの影響で海外取引所との送金が制限される場合があります。そんなときは、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由すれば問題ありません。
各国内取引所での「通貨を購入」からBitgetへの送金手順は各紹介記事内で解説しているので参照してください。
「Bitgetの口座開設」は下記リンクから始めると取引手数料10%OFFの特典が自動的につくので利用してください。
Bitgetへの送金は先ほど紹介した各国内取引所の記事で書いてあるので参照してください。またBitget内での入金準備方法等は専用の記事で解説しています。
Bitgetへ入金する所まで進めたら、入金した通貨をUSDTに交換していきます。Bitgetにはコンバート機能などは無いので、現物取引から送った通貨を売却してUSDTに交換していきます。Bitgetにログインして「現物」→「スポット取引」をクリックしてください。

通貨選択欄から「XRP/USDT(該当する通貨)」をクリックしてください。

次に売却の注文欄から注文形式を選択していきます。赤枠で囲んである部分をクリックしてください。

「成行注文」を選択します。価格を指定した場合は「指値注文」を選択してください。

続いて「売却金額」を入力→「売却XRP」をクリックの順で進めてください。

下記のポップアップが表示されるので「チェックボックス」にチェックを入れる→「確認」をクリックの順で進めてください。

これでXRPを売却してUSDTに交換できました。ここまでが完了したら、現物グリッド取引を行っていきます。
Bitget(ビットゲット)の現物グリッド取引のやり方
Bitgetの現物グリッド取引の手順は、下記の通りです。
現物グリッド取引のやり方
Bitgetのホーム画面上部の「現物」→「現物ストラテジー取引」をクリックしてください。

下記の画面が表示されると思うので、画面右側の「グリッド戦略」をクリックします。リバースグリッド取引を行いたい場合は「リバースグリッド」をクリックしてください。

するとパラメータ入力画面が表示されるので、それぞれ項目を入力していきます。
AI入力の場合は「投資金額」を入力→「ストラテジーを作成する」をクリックすれば、現物グリッド取引が始まります。

価格を自分で設定したい場合は「手動で作成する」をクリックします。

下記のパラメータ入力画面が表示されるので「下限価格」「上限価格」「グリッド数」「投資金額」を入力→「ストラテジーを作成する」の順に進めれば完了です。

また「アドバンス設定」から、詳しい取引条件をグリッド取引にをつけることができます。
「アドバンス設定」をクリックすると、下記の入力画面が表示されます。

入力内容は、それぞれ下記の通りです。
トリガー価格 | 「トリガー価格」で設定した価格を基準に、上昇または下降したときに注文が発注される、基準値のことです。 |
利確価格 | 利益を確定する価格を設定できます。利確ラインに達すると、そこで利益が確定され取引が終了します。 |
損切り価格 | 損切りする価格を設定できます。損切りラインに達すると、その時点で利益を確定し、取引を終了します。 |
トレード初心者にとっては難しいかもしれませんが、ある程度チャート分析ができる方からすると、嬉しい機能です。
Bitget(ビットゲット)の基本概要
Bitgetの基本情報
取引所名 | Bitget(ビットゲット) |
---|---|
運営会社 | Bitget Limited |
設立日 | 2018年4月 |
所在地 | シンガポール |
ライセンス | 米国MSBライセンス カナダMSBライセンス オーストラリアDCEライセンス |
取扱銘柄数 | 現物取引:775銘柄 先物取引:227銘柄 |
ガバナンストークン | Bitget Token(BGB) |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引手数料 | 現物取引:メイカー:0.1%、テイカー:0.1% 先物取引:メイカー:0.014%、テイカー:0.042% |
主な提供サービス | 現物取引 先物取引 コピートレード 自動売買 Bitget Earn |
ボーナスキャンペーン | 先物取引手数料30%OFFキャンペーン 手数料割引クーポンのウェルカムパック 新規ユーザータスクボーナス |
入出金手段・手数料 | 仮想通貨入金:手数料無料 クレジットカード入金:決済業者で手数料が異なる 仮想通貨出金:出金通貨で手数料が異なる |
日本語サポート | 日本語対応あり ・AIチャットサービス:24時間対応 ・オンラインチャット:平日10:00〜19:00 |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリの配信あり |
公式サイト | 公式サイト:https://www.bitget.com/ja/ 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/BitgetJP 公式Telegram:https://t.me/Bitget_Japan |
Bitget(ビットゲット)は、2018年4月に設立されたシンガポールを拠点にする海外仮想通貨取引所です。700種類以上の仮想通貨を取り扱っており、DeFiやミームコインなど多彩な銘柄の取引に対応。複数国での金融ライセンスの取得や保険基金の設立など、ユーザーが安心して取引できる環境の整備にも力を入れています。
またBitgetは「コピートレード」にも強みを持っており、現物・先物双方で優秀なトレーダーをコピーして半自動的に取引を進められるのも魅力です。主力サービスを武器にこれまで2,500万人以上の登録ユーザー数・100億USDTを超える取引量を達成するなど、海外取引所の中では名実ともにトップクラスの人気を誇ります。
Bitgetのメリット
- 公式サイトが日本語対応で初心者でも扱いやすい
- コピートレードで効率的に利益獲得を目指せる
- 最大125倍のレバレッジで資金効率を高められる
- BGBの利用で取引手数料が20%OFFされる
- 海外大手と比較しても安価な手数料体系
- 強固なセキュリティ対策で安心して利用できる
- 操作性・視認性に優れたスマホアプリで取引できる
Bitgetのデメリット
- 日本の金融庁から認可を受けていない
- 法定通貨の入出金に対応していない
- 日本円を使った取引に対応していない
上記でも紹介したとおり、Bitgetは既存ユーザーのみならず新規ユーザーに対しても豪華ボーナスを複数用意しています。「取引所としての信頼性はもちろん、ボーナスキャンペーン面も重視したい」という方でも満足して利用できるでしょう。海外取引所ならではのデメリットはありますが、Bitgetはそれ以上に利用メリットの大きい海外取引所です。
Bitget(ビットゲット)の現物グリッド取引のよくある質問(Q&A)
最後にBitgetの現物グリッド取引に関する質問や疑問にQ&A形式で回答していきます。
「大きな時間足の下降トレンド中の短い時間足のレンジ相場」で使うのが、オススメです。
グリッド取引は元々「レンジ相場」に向いている取引システムです。
そして「リバースグリッド取引」は下降トレンド中でも利益が狙える取引方法なので「下降トレンド且つレンジ相場の市場」で使うのが向いている取引方法と言えます。
いいえ、現在はUSDT建てのみの取引となっています。
現在は開催されていません。
直近だと9/22日締めのキャンペーンが開催されていました。
また、サービスローンチから約4ヶ月程ですが、今までに「4回程」現物グリッド取引のキャンペーンが開催されていたので、またすぐに開催されることが予想されます。
まとめ
Bitgetの現物グリッド取引について解説しました。
Bitgetのグリッド取引は「本業で忙しい方」や「仮想通貨初心者」に特にオススメの機能です。また、「リバースグリッド取引」なら下降トレンド中の市場でも利益が狙えるので、普段よくトレードする方も触ってみても面白いかもしれません。
市場が低迷している時期は、通貨を購入して次の値上がりに備えて仕込む時期です。下降トレンド中でも「リバースグリッド取引」を使えば利益を出せるので、うまく活用して投資の軍資金に当ててみてはどうでしょうか?
Bitgetの現物グリッド取引は取引の効率化、戦略の幅を広げるには持ってこいのツールです。ぜひBitgetのコピートレードと一緒に活用し、Bitgetで利益を上げていきましょう。