ビットコイン(
BTC)は9月、月次リターンが+6.33%となり、7月から3カ月連続のプラスで第4四半期を迎えた。コイングラスのデータ(10月1日時点)によると、10月は過去13年のうち10年で上昇しており、月別の平均は11月に次いで高い。一方で、昨年10月はこの傾向が崩れ、その後5カ月連続の下落につながった。過去のデータから、10月以降の傾向を整理する。
ビットコイン、10月は13年中10年で上昇
2013年から2025年までの10月の月次リターンは、平均が+19.92%、中央値が+14.71%だった。マイナスで終えたのは2014年(−12.95%)、2018年(−3.83%)、2025年(−3.69%)の3回にとどまる。
今年のように9月がプラスだった年に絞ると、10月の結果は以下のとおりだ。
| 年 | 9月 | 10月 |
|---|---|---|
| 2015年 | +2.35% | +33.49% |
| 2016年 | +6.04% | +14.71% |
| 2023年 | +3.91% | +28.52% |
| 2024年 | +7.29% | +10.76% |
| 2025年 | +5.16% | −3.69% |
5回のうち4回で10月も上昇した。ただし、9月がマイナスだった8回でも、10月は6回で上昇している。10月は、9月の結果にかかわらず上昇で終えた年が多い。
今年の9月は+6.33%で、9月の過去平均(−2.41%)を大きく上回った。9月のプラスは2023年から4年連続で、2013年以降で初めてとなる。

11月の平均は2013年の急騰に引っ張られる
第4四半期の残る2カ月は、平均と中央値の差が大きい。10〜12月の過去の傾向は以下のとおりだ。
| 月 | 平均 | 中央値 |
|---|---|---|
| 10月 | +18.49% | +12.73% |
| 11月 | +41.12% | +8.81% |
| 12月 | +4.16% | −2.97% |
11月の平均は月別で最も高いが、2013年の+449.35%が大きく押し上げている。2013年を除くと、11月の平均は+7.10%に下がる。12月は平均こそプラスだが、中央値はマイナスだ。
10〜12月の月次リターンを掛け合わせた第4四半期では、13年中8年がプラスだった。
昨年は10月から5カ月連続の下落
過去の傾向は将来を保証しない。昨年は、10月が−3.69%と7年ぶりのマイナスに終わり、11月に−17.67%と急落した。下落は2026年2月まで5カ月続き、2018年8月〜2019年1月の6カ月連続に次ぐ長さとなった。今年も1〜2月と6月に大きく下げており、1〜9月の月次リターンを掛け合わせると、年初来では約4.7%のマイナスにとどまる。
市場では慎重な見方も出ている。ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、10月初旬に6万5,000〜6万6,000ドル付近まで下落し、そこで下げ止まる展開を想定していると述べた。オンチェーン分析企業グラスノードは、現物トレーダーがアルトコインに向かうようなリスク選好の高まりが、過去にはビットコインの短期的な天井と重なることが多かったと指摘している。
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