ANAP、2.5億円相当のビットコイン追加購入──国内上場企業4位の保有量

shoko-koyama
7 Min Read
ANAP公式サイトより引用
Highlights
  • ANAPホールディングスが12月16日に18.6BTCを2.5億円で購入、総保有高は1,218.8BTCで国内上場企業4位
  • 総投資額182億円、平均取得単価は1,493万円、現時点での評価損は17.3億円
  • 2026年8月末までにグローバル・トップ35位以内を目指すトレジャリー戦略を継続

東証スタンダード上場のアパレル企業「ANAPホールディングス(3189)」は17日、連結子会社のANAPライトニングキャピタルが12月16日に18.6424BTCを約2.5億円で購入したと発表した。これにより同社グループのビットコイン総保有高は1,218.8502BTCに達し、総投資額は182億円を超えた。JinaCoinの集計によると、同社は国内上場企業のビットコイン保有量ランキングで第4位に位置している。

ビットコイン保有量ランキング【国内上場企業】

関連:ビットコイン保有量ランキング【国内上場企業】

評価損17.3億円、当年度は29.5億円の含み損

同社の開示資料によると、12月16日時点での平均取得単価は1BTC当たり1,493万円で、ビットフライヤーの終値を基に算出した時価評価額との差額は17.3億円の評価損となっている。このうち2025年8月期までに計上済みの損益は12.1億円の利益だが、当年度(2026年8月期)に帰属する評価損益は29.5億円のマイナスとなっている。

同社は財務諸表作成において、ビットコイン保有残高を四半期ごとに時価評価し、その評価損益を損益計算書に計上する方針を採用している。今後、連結業績に著しい影響が生じる場合には速やかに開示するとしている。

ANAPホールディングスは、ビットコインが中長期で世界的かつ構造的に法定通貨(特に日本円)に対して上昇トレンドにあるとのスタンスを維持している。同社は「ビットコインエコシステムカンパニー」として推進するビットコイン事業におけるトレジャリー戦略において、保有BTC数量面で2026年8月末時点でグローバル・トップ35位以内を目指す目標を掲げており、段階的にビットコイン購入を継続していく方針だ。

同社は2025年4月16日に初回購入(16.6591BTC、約2億円)を実施して以来、継続的にビットコインを蓄積している。直近では12月3日に54.5126BTCを8億円で購入しており、積極的な購入姿勢を維持している。購入後のビットコインの運用・管理は、連結子会社のANAPライトニングキャピタルが担当する。

関連:ANAPホールディングス、ビットコイン財務状況

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。

その他のニュース

アーベ、SECの4年調査が終了──執行措置なし、創設者「DeFiは勝つ」と宣言

DeFiプロトコル大手Aave(アーベ)の創設者スタニ・クレチョフ氏は17日、米証券取引委員会(SEC)が8月12日付で発行した書簡により、アーベへの調査を終了し、執行措置を勧告しない方針を示したこと…