2022年12月、中央集権型取引所の月別総取引高は直近2年間で最低レベルだった
2023年、ユーザーの「仮想通貨取引所離れ」はより顕著になるかもしれない。
2022年12月、中央集権型取引所(CEX)の月別取引高は過去2年間で最低水準を記録した。米大手仮想通貨メディア「The Block」が報じた。
The Blockのデータによると2022年12月、中央集権型取引所(CEX)の月別取引量は、BTC(ビットコイン)が初めて20,000ドルを突破した2020年12 月に近い水準だった。これは直近2年間で最低レベルである。
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以下、The Blockがまとめた中央取引所全体の取引量グラフである。

グラフをみると、2022年11月から2022年12月にかけて、仮想通貨取引量は大幅に減少している。これは同月にスキャンダルとなった米大手仮想通貨取引所「FTX」の破産法(チャプター11)申請に起因している。
また2022年、仮想通貨市場は深刻な弱気相場に突入した。BTC(ビットコイン)は1月の47,000ドル台から12月には16,000ドル台まで落ち込み、下落幅は約66%となった。
以下、The Blockがまとめたビットコインのチャート推移である。

市場全体が冷え込んでおり、仮想通貨に対する悲観的な見解も多くなっているのが現状である。
しかし過去最悪ともいわれる弱気相場にもかかわらず、盛況を呈する分野もある。日本発のNFTである。
現在「ジナコイン」では日本発NFT特集を組んでおり、すでに「CONUSIVERSE(コヌシバーズ)」「Shinsei Galverse(新星ギャルバース)」「HAKURO(白露)」「KawaiiGirlNFT」解説記事をリリースしている。今後も続々と更新予定なので、ぜひ一読してもらいたい。
また2022年12月、「CNP(CryptoNinja Partners)」がNFTマーケットプレイス「OpenSea」で日本発NFTとして過去最多の取引数20,000件を突破した。同月リリースされた「LLAC(Live Like A Cat)」は販売初日の取引高7,600万円を記録し、フロア価格は一時4.5ETHに達した。
2023年、日本発のNFTが存在感を増すことに期待したい。
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