メタマスクとペイパルが業務提携、ETHの直接購入が可能に

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目次

分散型ウォレット「MetaMask(メタマスク)」とペイパルが提携し、モバイルアプリ版メタマスクでETHの直接購入が可能に

12月14日、米・ニューヨーク州に本拠を置くブロックチェーンソフトウェア企業「ConcenSys(コンセンサス)」は、米大手決済サービス企業「PayPal(ペイパル)」と業務提携を結んだことをプレスリリースで発表した。

これによりConcenSys社のプロダクトである分散型ウォレット「MetaMask(メタマスク)」について、モバイルアプリ版でペイパルを経由してETH(イーサリアム)を直接購入し、転送することが可能となる。

Our US users will now be able to fund their wallet with ETH via PayPal!
Rolling out in the next weeks in the US, excl. Hawaii, through our mobile app(make sure to update to v5.13.0)

https://twitter.com/MetaMask/status/1603087496182743040

米国のユーザーは、PayPalを介してウォレットにETHを入金できるようになりました。今後数週間以内に米国(全域)で展開されます。まず、ハワイ(在住ユーザーの)モバイルアプリからスタートします(必ずv5.13.0 にアップデートしてください)。

ConsenSys社プレスリースによると、 モバイルアプリ版メタマスクでウォレットに追加したいETH枚数を入力すると、ペイパルのWebサイトにリダイレクトされ、ペイパル経由でETHを購入し転送されるようになる。

両者の統合により、ペイパルからメタマスクへシームレスなETH購入と転送が可能となる。

なおこの新機能は、プレスリリース発表直後から米国内の一部ユーザーが利用でき、今後数週間で米国全域で展開される。

メタマスクのプロダクトマネージャーLorenzo Santos氏は、プレスリリースで以下のコメントを残している。

The MetaMask and PayPal integration is the latest in a series of announcements that aims to improve and diversify payment options for users within the MetaMask mobile app. 

https://consensys.net/blog/press-release/consensys-teams-with-paypal-for-a-new-way-to-buy-crypto-in-metamask

メタマスクとペイパルの統合は、モバイルアプリ版メタマスクにおけるユーザーの支払いオプションを改善し、多様化することを目的とした一連の最新発表の一つです。

メタマスクは世界有数の分散型ウォレットであり、米国は主力市場の1つである。メタマスクをインストールすると、ユーザーはDeFi、NFT、メタバース、DAO(分散型自立組織)等の利用が可能となる。

セルフカストディの必要性が高まっている現状、取引所やDAppを介することなくETH購入をワンストップで行える今回の新機能は、ユーザーにとって嬉しいアップデートである。

今後、米国以外の地域でも展開されるかどうか、ETH以外の仮想通貨も購入できるようになるのか、Webブラウザ版メタマスクにも対応するのか、引き続き動向に注目したい。

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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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