米国上院議員、「BTC(ビットコイン)はコモディティ」と発言し規制強化を明言
米国上院議員のJohn Boozman氏は12月1日、米国上院農業委員会(The U.S. Senate Agriculture Committee)の公聴会で、BTC(ビットコイン)を含む仮想通貨に対する今後の規制強化について自身の見解を語った。この委員会は、米国における商品市場の監視を担っている。
John Boozman氏は、「なぜ議会が行動を起こす必要があるのか:FTX崩壊の教訓」と題された公聴会で、仮想通貨取引所は規制の対象であり、CFTC(米国商品先物取引委員会)が仮想通貨規制に介入すべきと強調した。
公聴会においてJohn Boozman氏は次のコメントを残している。
Cryptocurrency, is a commodity. It is a commodity in the eyes of the federal courts and in the opinion of the Securities and Exchange Commission(SEC) chairman. There is no dispute about this.
BTCは仮想通貨ですが、コモディティです。連邦裁判所の目とSEC(米国証券取引委員会)委員長の意見として、(BTCは)商品です。これについて異論はありません。
またJohn Boozman氏は11月に起こったFTX破産を「衝撃的だ」とし、以下のコメントを残した。
Public reports suggest a complete lack of risk management, conflicts of interest, and misuse of customer funds. There is simply no place for such behavior, especially in our financial markets.
公開レポートによると、(FTX破産の背景には)リスク管理の欠如、利益の相反、顧客資産の資金の悪用がありました。私たちの金融市場では、そのような行動は起こり得ません。
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さらにJohn Boozman氏は公聴会で、CFTC(米国商品先物取引委員会)が仮想通貨の規制を担うことが望ましいとし、次のように強調した。
If there are exchanges where commodities are traded — be it wheat, oil, or bitcoin — then they must be regulated. It is that simple. The choice not to regulate leaves consumers at the mercy of those who would prey upon them.
小麦、石油、BTCといった商品を扱う取引所がある場合、規制する必要があります。それはとても簡単なもので、もし規制をしないと消費者が餌食となってしまいます。
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