暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム「クリプトランク」が4日2025年のトップ10上昇率ランキングを発表し、プライバシー保護機能を持つジーキャッシュ(ZCash、ZEC)が+861%で首位を獲得した。ビットコイン
BTCが年間-6.35%のマイナスリターンに終わる中、プライバシー銘柄が圧倒的なパフォーマンスを記録した。時価総額5億ドル以上の銘柄のみを対象とした同ランキングは、2025年12月30日時点のデータに基づいている。
ZCashが+861%で首位、プライバシー銘柄3つがトップ10入り
1位となったジーキャッシュ(ZEC)
ZECは年間で+861%の上昇を記録し、時価総額は約87億ドル(約1兆3,642億円)に達した。2位はWhiteBIT(WBT)の+131%、3位はプライバシー銘柄のモネロ(XMR)
XMRが+123%(時価総額約80億ドル、約1兆2,544億円)と続いた。10位にはプライバシー銘柄のダッシュ(DASH)
DASHが+12%(時価総額約5億3,000万ドル、約831億円)でランクインしている。
トップ10のうち、プライバシー銘柄は3銘柄(ジーキャッシュ、モネロ、ダッシュ)で、その他は取引所トークン(WhiteBIT、OKB、BNB)、金担保型トークン(PAXゴールド、テザー・ゴールド)、ビットコインキャッシュなどが占めた。
クリプトリンクの投稿では「2025年はアルトコインにとって厳しい年だったが、一部の銘柄は市場の混乱を乗り越えてパフォーマンスを発揮した。プライバシーのナラティブが最も強力で、ZEC(+861%)、XMR(+123%)、DASH(+12%)が牽引した」と指摘している。
プライバシー銘柄の急騰の背景には、オンチェーンプライバシーへの需要の高まりがある。ビットコインドットコムは「プライバシー銘柄は変動の激しい2025年の暗号資産市場に逆らい、ジーキャッシュとモネロはオンチェーンプライバシーへの需要の復活により急騰した」と報じている。
グレースケールの四半期レポートでも、2025年第4四半期にプライバシー保護プロトコルがアウトパフォームしたことが確認されている。同レポートはモネロについて「ステルスアドレスと機密トランザクションを使用するネットワークで、複数のプライバシー保護プロトコルが第4四半期にアウトパフォームした」と評価している。
一方で、プライバシー銘柄は規制面での課題も抱えている。AInvestの分析によると「ジーキャッシュは2025年に800%以上急騰したが、EU MiCA(暗号資産市場規制)やAMLコンプライアンスなどの規制フレームワークがプライバシー銘柄にとって継続的な課題となっている」と指摘している。
ジーキャッシュは2025年11月6日に744.13ドルを記録した後、調整局面に入り、現在は約506ドル付近で推移している。それでもCoinDataFlowなどの予測では、ジーキャッシュは2026年に700ドルに到達する可能性があるとされている。
トップ10ランキングの全容

トップ10ランキングの詳細は以下の通り(★はプライバシー銘柄):
- ★ジーキャッシュ(ZEC)
ZEC: 約87億ドル、+861% - WhiteBIT(WBT): 約121億ドル、+131%
- ★モネロ(XMR)
XMR: 約80億ドル、+123% - OKB(OKB)
okb: 約22億ドル、+118% - PAXゴールド(PAXG)
PAXG: 約16億ドル、+67% - テザー・ゴールド(XAUT)
XAUT: 約23億ドル、+66% - ビットコインキャッシュ(BCH)
BCH: 約119億ドル、+37% - Beldex(BDX): 約7億4,000万ドル、+24%
- ビルドアンドビルド(BNB)
BNB: 約1,180億ドル、+22% - ★ダッシュ(DASH)
DASH: 約5億3,000万ドル、+12%
クリプトランクは投稿の最後に「2026年を形作るナラティブはどれだと思いますか?」と問いかけており、プライバシー銘柄の勢いが2026年も継続するかが注目される。




