ワールドコイン、投資家と開発チームに割り当てられたWLDトークンのロックアップ期間を延長
ChatGPTを開発するOpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏によって創設された暗号資産(仮想通貨)「Worldcoin(ワールドコイン)」は16日、同プロジェクトの主要開発企業「ツールズ・フォー・ヒューマニティ(TFH)」の投資家とチームメンバーに割り当てられたWLDトークンのロックアップ期間を3年から5年に延長すると発表した。
このニュースを受け、WLDの価格は過去24時間で35%以上急騰している。
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発表によると、TFHと投資家に割り当てられたWLDは、2024年7月24日から、当初3年間のロックアップ・スケジュールのもと毎日リニアにアンロックされ始める予定だった。
しかし本日の発表によると、流通供給量の増加を鈍化させるため、下図のようにこのスケジュールを5年間に延長される。これにより、日々のアンロック量は、変更前と比べて約40%減少するという。
ただし、「Worldcoin Community」から供給される流通供給量は、ネットワークの成長やユーザーアクティビティなど複数の要因に依存するため、ネットワークの成長がここで想定されているよりも速くまたは遅くなる場合、または他の要因が変化すると、流通するトークン量もそれに応じて増加または減少すると注意喚起している。

出典:公式サイト
ワールドコインは今月10日に、「WLD助成金予約プログラム」に登録したユーザーの請求期限を当初の2024年7月31日から、2025年7月31日に1年延長すると発表した。この理由について発表の中では「できるだけ多くの人がWLDトークンをもらえるようにするため」となっていたが、実際は当初の予定ほど普及が進んでいないことがあると考えられる。
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