米初のアバランチ連動ETF「VAVX」上場──VanEck提供

伊藤 将史
8 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Highlights
  • 米資産運用大手VanEckは26日、米国の取引所として初めてアバランチ(AVAX)の価格およびステーキング報酬に連動するETF「VAVX」を上場したと発表した。
  • 運用資産5億ドル(約771億円)到達または2026年2月28日までスポンサー手数料を免除し、免除期間終了後は0.20%に設定、投資家の参入障壁を低減する。
  • アバランチはCiti、FIFA、Gunzilla Gamesなどの主要組織が独自ブロックチェーン構築に活用する高性能プラットフォームで、VanEckは伝統的金融とオンチェーン経済の橋渡しに最適と評価。

米資産運用大手の「VanEck(ヴァンエック)」は26日、米国の取引所として初めて暗号資産「Avalanche(アバランチ、AVAX)」の価格およびステーキング報酬に連動するETF(上場投資信託)である「VanEck Avalanche ETF(VAVX)」を上場したと発表した。

現物資産への連動と期間限定の手数料免除

VAVXAVAXAVAXは、アバランチネットワークのネイティブトークンであるAVAXの現物価格騰落に加え、ステーキングによって得られる潜在的な報酬を投資成果に反映させる設計となっている。

VAVXの主な特徴と手数料体系は以下の通りだ。

  • 運用資産5億ドル(約771.45億円)到達または2026年2月28日までスポンサー手数料(ヴァンエックが利用者から徴収する手数料)を免除
  • 免除期間終了後のスポンサー手数料は0.20%に設定
  • AVAXの現物価格およびステーキング報酬の両方にエクスポージャーを提供
  • 米国の取引所に上場された初のアバランチ特化型ETP(上場投資商品)

アバランチは、高い処理能力と拡張性を備えたブロックチェーンプラットフォームであり、シティやFIFA、ガンジラ・ゲームズといった主要な組織が独自ネットワークの構築に活用している。

ヴァンエックのデジタル資産プロダクトディレクターであるカイル・ダクルーズ氏は本発表にあたって、「アバランチのアーキテクチャが伝統的金融とオンチェーン経済の橋渡しに最適である」とコメントした。

発表資料によると、ヴァンエックの概要と実績は以下の通りである。

  • 1955年の設立以来、顧客の利益を第一に考える資産運用会社
  • 2025年12月31日時点での管理資産総額は約1,810億ドル(約27.9兆円)
  • 1968年の金投資や1993年の新興市場など、業界を形成するトレンドをいち早く特定してきた実績を持つ

今回のVAVXの上場により、投資家は証券口座を通じてアバランチエコシステムの成長に透明性の高い手法で直接投資することが可能となる。新たに登場するアバランチ連動型ETFが市場からどのような評価を受けるのか、注目しておこう。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.29円)

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2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
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