事務所は空っぽ、開発チームは音信不通
人民元ステーブルコイン「CNHC」「HKDC」の発行元「Trust Reserve」の開発チームが、5月29日の午後から行方不明になっていることがわかった。31日、PANewsが明らかにした。
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PANewsが、上海浦東のビルにある同社のオフィスを訪ねたところ、そこは空っぽで、ドアには2023年5月29日付の「司法查封,严禁破坏(司法的押収、破壊行為は固く禁じられています)」のシールが貼られていた。

出典:PANews
「The Reserve」のチームとは音信不通で、何らかの事件への関与で司法当局に連行された可能性があるとのこと。Trust Reseveの公式サイトによると、現在CNHCは1000万元(約2億円)、HKDCは1300万ドル(約18億円)の流通量がある。
Trust Reseve社は、今年3月に1000万ドルの資金調達に成功していた。Kucoin Venturesがリードし、Circle Ventures、IDG Capitalなども参加していた。