ソニーグループ(6758)とStartale(スターテイル)の合弁会社が開発したイーサリアム
ETHのレイヤー2ブロックチェーンSoneium(ソニューム)は日本時間26日、エコシステムの独自トークン$SONEIUMを発行する計画を発表した。作品やキャラクターなどの知的財産(IP)をブロックチェーン上でトークンにする、トークン化IPも始める。
ソニューム、クリエイターの資金集めにIPをトークン化
ソニュームのビジョンペーパーによると、トークン化IPでは、作品が将来生む価値をブロックチェーン上の資産にする。クリエイターが次の作品の資金を集め、ファンや投資家と一緒に育てられるとしている。
著作権や作品の決定権は権利者に残り、市場に出すのは将来の価値への権利だという。
形は3つあり、最初はクリエイターや作品ごとのIPトークンだ。音楽カタログのファンドなどに投資できるIP Vaultと、エンタメ事業を裏付けにした債券のIP Bondも続く。Soneium Portalは、トークン化IPの一次販売から始め、ファンの参加やロイヤリティの分配へ広げる計画だ。
作品の作者や作品どうしの関係、ロイヤリティの流れを記録する仕組みも整える。提案段階のイーサリアムの規格ERC-8432への対応を掲げ、人もAIエージェントもライセンスの条件を調べ、契約をブロックチェーン上で結べるようにするとした。
第1弾は東京の企業のキャラクターもりうさ、K-POPのロイヤリティも
最初のIPトークンは、東京のエンタメ企業Super State HoldingsのキャラクターMoriusa(もりうさ)だ。同社は日本の人気クリエイターを抱えるグループで、もりうさはNFTで最も取引が多いコレクションの一つだとソニュームは説明している。
ファンや支援者の力で、グッズや短編アニメ、ライセンス事業へ展開する。Soneium Portalには執筆時点で、11月5日に発表があると表示されている。
K-POPでは、BTOBなどのアーティストを手がけるDayOneDreamと組み、コンサート事業のロイヤリティを債券としてトークンにする。
$SONEIUM、発行の詳細は後日発表──ガス代も調整へ
$SONEIUMは、クリエイターやIPの持ち主、開発者、ファン、投資家をつなぐ経済の層として設計するという。同トークンと、トークンを生成するイベント(TGE)の詳細は後日発表するとし、発行量や配分、時期は示していない。
ソニューム上では、音楽やゲーム、アニメ、映画などのアプリが250以上ある。ネットワークの経済設計の一環として、基本のガス代(手数料)の調整も予定する。
発表文は、計画は変わる可能性があり、トークンはまだ発行されていないと明記した。
トークンや証券などの取得の申し込み、勧誘、推奨にも当たらないという。ソニューム財団が将来トークンを発行する場合は、適用される法令や規制に従うとしている。
