SBIホールディングス傘下のSBI VCトレード株式会社は5日、東証グロース市場上場の株式会社コンヴァノと連携し、同社のビットコイン取引・保管・運用における包括的サポートを開始すると発表した。大口顧客向け特別サービス「SBIVC for Prime」を通じて、コンヴァノの大規模ビットコイン投資戦略を支援する。
「21,000 BTC財務補完計画」実現に向け大口向け特別サービスで連携
コンヴァノは「日本発のWEB3プラットフォーマー」を目指し、「コンヴァノ21,000ビットコイン財務補完計画」を策定している。2027年3月末までに21,000 BTCを戦略的に保有する方針で、現在価格で約3,500億円規模の投資計画となる。同社はFASTNAILブランドのネイルサービスチェーン事業が主力だが、中長期的企業価値向上の観点からビットコイン保有事業を強化している。
今回の連携では、SBI VCトレードの3つの強みが評価された。SBIグループの安心・安全な体制、大手マーケットメイカー英B2C2社を活用した特別スプレッドでのOTC取引や「SBI暗号資産オプション」の提供、そして1年以上のロック条件下で暗号資産(仮想通貨)含み益への法人課税を適用除外とするサービスだ。
コンヴァノの大規模ビットコイン投資計画は、日本企業による暗号資産財務戦略の新たな事例として注目される。SBI VCトレードは今後も顧客中心主義に基づく革新的なサービス創出を目指すとしている。
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