ビットコインは7万ドル攻防──中長期転換シグナルも短期は6万8,000ドル視野

暗号資産市場、株式市場に先行して週末取引で調整──FRBタカ派姿勢と米イラン合意延期が重荷に
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Highlights
  • スイスブロックが市場の転換点接近を指摘、モメンタム+0.5維持で数か月の上昇フェーズ突入も。
  • Sykodelic氏は短期弱気リスクを警告、本日のデイリークローズが方向性の分岐点。
  • レンジ回帰の場合は6万8,000ドル・6万ドルが次の流動性ターゲットとして想定される。

ビットコインBTCBTCは5日、7万3,000台付近の強い戻り売り圧力に晒され、7万ドル付近で陰線を確定した。6日執筆時点では直近までレンジ帯の上限であったレジスタンスのサポート転換を試す展開だ。そんな中、オンチェーンからは中長期的にはポジティブ、短期的な下落リスクを示すネガティブな動きが確認されている。

モメンタムの転換で数か月の上昇トレンドに突入か

マーケット分析企業のスイスブロックは6日、公式Xにて「市場の大きな転換点が近づきつつある」との見解を示した。

市場が極端なネガティブモメンタムのピークから抜け出しつつある。これは、しばしば市場の方向転換に先行して発生する兆候の一つだ。

今後は、モメンタムが+0.5の水準を上回り、その状態を維持できるかどうかが大きなキーポイントとなる。+0.5付近の水準は、慎重姿勢から本格的な拡張フェーズへ移行する「ポイント・オブ・ノーリターン」とも言える境界ラインとされている。

過去のサイクルでは、モメンタムの方向が一度転換すると、その状態は数カ月単位で継続することが多い。もし今回もこの水準を維持できれば、現在の上昇が「一時的な反発ではなく、より持続的な上昇フェーズの始まりとなる可能性がある」と、スイスブロックは締めくくった。

短期的には弱気トレンドの可能性も

一方、暗号資産アナリストのSykodelic氏は6日、自身のXにて「ビットコインは短期的な弱気トレンドに突入する可能性がある」と指摘した。

直近では株式、貴金属、暗号資産のすべてが下落しており、リスク資産全体に売り圧力が広がっている。ビットコインもその流れの中で7万2,000ドル以下のレンジへ戻っており、もし本日の終値がこの水準より下で確定すれば、短期的には弱気構造が強まる可能性があるというのが、Sykodelic氏の見立てだ。

現在の価格は、日足50EMAと週足200EMA、そして週足200SMAという重要な移動平均の間に位置している。つまり市場は複数の長短期トレンドラインに挟まれた状態で推移しており、どちらにブレイクするかを探る段階にある。

もし価格がレンジ内に回帰した場合は、次の流動性ターゲットとして6万8,000ドル付近、さらにその下の6万0,000ドル付近へのトライを想定しておく必要がある。過去のビットコインの動きを見ると、COVIDショック時を除けば、底値からそのままV字反転したケースはほとんどない。多くのケースでは、一度下値を再テストするプロセスを経てから本格的な上昇トレンドに移行している。

したがって現時点では、底打ちを確定させるような強いトレンド転換のシグナルはまだ確認されていない。今後の方向性を判断するうえで「まずは本日のデイリークローズが非常に重要な判断材料となる」とSykodelic氏は締めくくった。

現在ビットコインは短期・中長期で構造が異なっており、今後の展開が非常に予測しにくい環境だ。明確な相場転換のサインが確認できるまでは、大きなトレードは控えた方がいい局面と言えるだろう。

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ブロックチェーン関連をメインに活動するウェブライター。家庭教師、高校教師を経て英会話スクールの運営に携わるが、2020年、コロナ禍をきっかけにライターに転身。これまでに十数件のメディア・仮想通貨系Youtubeチャンネルの運営に関わる。ファンダメンタル・テクニカル分析を得意とし、自身も仮想通貨トレードで資産運用中。特にブロックチェーンを活用した国際送金やトークン化事業(RWA)に強い関心を持つ。 保有資格:英検準1級
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