東証スタンダード上場のリミックスポイント(3825)は4日、10月31日に29.46115547 BTCを平均取得単価1,697万1,500円で追加購入したと発表した。取得価額は5億円で、今回購入したビットコインの一部は第25回新株予約権(行使価額修正条項付)の行使代金を充当している。
総保有量は1,411BTC、取得総額214億円に
この追加購入により、同社のビットコイン総保有枚数は1,411.29831101 BTCとなった。平均取得単価は1,514万2,086円で、取得総額は約213億7,000万円に達している。
リミックスポイントは2025年4月以降、積極的なビットコイン購入戦略を展開しており、4月時点では約648.83 BTCだった保有量を約2.2倍に拡大した。
同社が公表した取得推移によると、以下のように段階的に保有量を増やしている:
- 2025年5月: 648.82 BTC → 680.72 BTC(約32BTC増)
 - 2025年6月: 680.72 BTC → 1,051.56 BTC(約370BTC増、大規模購入)
 - 2025年7月: 1,051.56 BTC → 1,168.28 BTC(約116BTC増)
 - 2025年8月: 1,168.28 BTC → 1,277.97 BTC(約109BTC増)
 - 2025年9月: 1,277.97 BTC → 1,350.26 BTC(約72BTC増)
 - 2025年10月: 1,350.26 BTC → 1,411.29 BTC(約61BTC増)
 
特に6月は約10億円規模の大規模購入を何度か実施し、保有量を一気に拡大。7月も継続的な買い増しを進め、約116 BTCを追加した。直近の10月も継続的に買い増しを進め、月初の1,350.26 BTCから月末には1,411.29 BTCへと約61 BTC増加させた。
新株予約権を活用した資金調達
同社は新株予約権の行使代金をビットコイン購入資金に充当する戦略を採用している。ただし、10月23日の取締役会決議により、2026年6月まで株式発行による暗号資産購入を行わない方針を決定している。これは既存株主の株式希薄化への配慮を示したものだ。
関連:リミックスポイント、新株発行によるビットコイン購入を停止──株式希薄化に配慮
同社は9月30日に、SBIグループ傘下のSBI VCトレードと連携し、ビットコインの取引・保管・運用における協力体制を構築したことも発表している。これにより、同社のビットコイントレジャリー戦略はさらに強化される見込みだ。
関連:SBI VCトレード、リミックスポイントと連携──法人向けビットコイン特別サービス「SBIVC for Prime」開始
国内上場企業によるビットコイントレジャリー戦略は、メタプラネットやリミックスポイントを中心に拡大しており、企業の財務戦略として市場の関心を集めている。
					
							
			
                               
                             


		
		
		
		
								
								
								
		
		
		
		
								
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		