ネクソ、中南米の大手仮想通貨取引所ブエンビット買収

shoko-koyama
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Highlights
  • 暗号資産プラットフォームのネクソが12月11日、中南米大手ブエンビットを買収。運用資産総額は110億ドル(約1兆7,160億円)
  • ブエンビットはアルゼンチン国家証券委員会(CNV)に登録された仮想資産サービスプロバイダーで、アルゼンチンとペルーで強固な顧客基盤を持ち、累計取引高は20億ドル超
  • ネクソはブエノスアイレスを中南米の地域拠点として開発し、アルゼンチン、ペルー、メキシコでの長期投資とパートナーシップを推進する方針

暗号資産(仮想通貨)プラットフォームのNexo(ネクソ)は11日、中南米の暗号資産取引所Buenbit(ブエンビット)を買収すると発表した。ネクソは運用資産総額110億ドル(約1兆7,000億円)を誇るグローバルプラットフォームで、この買収により中南米市場での存在感を大幅に強化する。

アルゼンチンを地域拠点に3カ国で事業推進

ブエンビットはアルゼンチン国家証券委員会(CNV)に登録された仮想資産サービスプロバイダー(VASP)で、アルゼンチンとペルーで強固な顧客基盤を構築している。累計取引高は20億ドルを超え、数十万人のユーザーが利用する中南米有数のプラットフォームである。

ネクソの共同創業者アントニ・トレンチェフ氏は「アルゼンチンは長年、フィンテック革新の実証の場だった。この市場を熟知したチームと協力することで、ネクソのグローバルリソースを現地の状況に適合させる自信ある第一歩を踏み出す」とコメントした。

買収完了後、ブエンビットの顧客はネクソの全製品群にアクセス可能になる。100種類以上の暗号資産を1,500以上のペアで取引できるほか、デュアル・インベストメントなどの仕組み商品、先物取引、暗号資産担保ローン、ネクソトークン($NEXO)を活用したロイヤルティプログラムを利用できる。

ブエンビットのフェデリコ・オゲCEOは「ネクソとの提携は当社の進化における自然な次のステップだ。地域全体にその影響を拡大し、人々が安定した透明性のある規制環境で貯蓄、投資、資産形成を行えるよう支援する準備が整った」と述べた。

ネクソはブエノスアイレスを中南米の地域拠点として開発し、アルゼンチン、ペルー、メキシコでの将来的なパートナーシップと投資を推進する。取引完了は規制当局の承認を条件としている。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155円)

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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