マンダラチェーン、プレシードラウンドで100万ドルの資金調達を完了

ヤマダケイスケ
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新興市場におけるブロックチェーン技術の普及を加速

新興と既存のブロックチェーン市場の融合を目指す「Mandala Chain(マンダラチェーン)」は9日、「Harbor Industrial Capital(ハーバー・インダストリアル・キャピタル)」が主導するプレシードラウンドで100万ドルの資金調達を完了したことが明らかとなった。

マンダラチェーンは、政府や企業が利用するアプリと公共サービスや小売アプリとの統合を目指す、Polkadot(ポルカドット)のパラチェーンである。同社は最初の戦略的パートナーとしてインドネシアを選んでおり、初期ユースケースとしてデジタル身分証明サービス「IDCHAIN」を構築・提供している。

同社がインドネシアをターゲット市場とした理由には、同国の膨大な人口と、若い世代のデジタル技術に対する高い関心が挙げられる。マンダラチェーンはインドネシアとのパートナーシップを通じて、現地での技術普及を進めるとともに、その成功モデルを他の新興市場にも展開しようという考えだ。

今回のプレシードラウンドには「O-DE Capital」、「NLS Ventures」などの大手ベンチャーが参加。さらに、ポルカドットのエコシステムを支援する「ポルカドットエコシステムパートナーズ」からの追加参加もあったという。

マンダラチェーン財団のCEO、マシュー・ポール氏は、「この資金は、新興市場と既存のブロックチェーン市場の間にあるギャップを埋めるための、スケーラブルで現実的なソリューションの提供を加速させるもの」とコメント。インドネシアを皮切りとして、新興市場でのブロックチェーン技術の普及加速に積極的な姿勢を見せている。

マンダラチェーンには今後、既存ブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題を解決し、より多くの人がその恩恵を受けられるようなサービス展開が期待されている。インドネシアから始まる同社の挑戦が、世界市場にどのような変革をもたらすか注目したい。

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情報ソース:decrypt / Chainwire
アイキャッチ画像:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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