予測市場カルシ、S&Pと提携──S&P指数の契約を公式値で決済へ

予測市場カルシ、S&Pと提携──S&P指数の契約を公式値で決済へ
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Naoya Tokunaga
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Highlights
  • S&P DJIとカルシは26日、戦略的提携を発表
  • カルシの今後のイベント契約はS&P DJIの公式指数値で決済
  • 予測市場のデータを使った経済・政治・スポーツの指数も開発へ

米指数算出大手のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)と予測市場のカルシは26日、戦略的提携を発表した。カルシはS&P DJIの指数に連動するイベント契約のライセンスを持つ優先的な予測市場プラットフォームとなり、S&P DJIはカルシのイベント契約データから指数を構築する優先的な指数算出会社となる。

今後の契約はS&P DJIの公式指数値で決済

発表によると、カルシが今後提供するイベント契約は、S&P DJIが公表する公式の指数値を基準に決済される。両社は、金融機関が日常的に参照するのと同じ基準を使うことで、透明性のある算出方法や独立した計算・ガバナンスに基づく契約になると説明している。

カルシは現在も、米東部時間午後4時時点のS&P500の価格帯を当てる日次の契約を上場している。同社の契約規定では、決済に使う値を記録する情報源(ソースエージェンシー)はカルシ自身と定められ、同社のAPIでは決済の参照先の例としてグーグル・ファイナンスが挙げられている。発表文には、カルシのS&P500などに基づく契約はS&P DJIが後援・販売・推奨するものではないとの但し書きも付いている。

カルシの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のタレク・マンスール氏は、「S&P DJIはベンチマーク(指標)のゴールドスタンダードだ」と述べ、提携が個人と機関投資家の需要拡大に向けた重要な一歩になるとの考えを示した。

予測市場のデータから指数を開発へ

提携では、カルシの市場データとS&P DJIの指数算出の知見を組み合わせ、経済や政治、スポーツなどを対象とする指数の開発も見込む。イベント契約は現実の出来事に対する予想を価格に変える仕組みで、両社はS&P DJIの算出手法を適用することで、予測市場から生まれるシグナルを観察・評価する新たな手段になるとしている。

S&P DJIのキャシー・クレイCEOは、今回の提携について、同社の役割を金融市場で最も成長の速い分野の一つに広げるものだと説明した。そのうえで、予測市場の成熟に伴い、同社の幅広さと独立性、信頼が選ばれる理由になるとの見方を示している。

カルシは同日にNBAとも提携

カルシは同じ26日、米プロバスケットボールリーグ(NBA)の優先的な予測市場取引所になったと公式Xで発表した。NBAの公式データを取引の決済に使い、カルシ上でNBAのブランドを表示するという。

両社は暗号資産(仮想通貨)の分野にも接点がある。カルシは6月3日、米商品先物取引委員会(CFTC)の承認を受けたビットコイン(BTCBTC)の無期限先物の取扱いを始めた。S&P DJIは2021年5月に、S&Pビットコイン指数などの暗号資産指数シリーズを開始している。

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2022年、「Move to Earn」アプリSTEPNとの出会いで暗号資産の世界へ。 その後、複数のブロックチェーンゲームを通じて業界知識を深め、2023年からはBNB / Ethereum / Suiの各チェーンでDeFi運用を本格スタート。 現在はSuiチェーンに注力し、レンディングプロトコル「Scallop」の公式アンバサダーとしても活動中。 DeFi運用とオンチェーン分析を軸に、実践しながら発信を続けている。
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