この記事では、分散型取引所「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」通称「ハイリキ」の特徴と使い方を、画像付きでわかりやすく解説します。
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分散型取引所(DEX)「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」とは?【基本情報・特徴を解説】
取引所名 | Hyperliquid(ハイパーリキッド) |
サービス開始 | 2022年7月 |
対応チェーン | Arbitrum・Bitcoin |
提供サービス | デリバティブ取引 スポット取引 流動性の提供(Vaults) ステーキング |
取扱通貨数 | スポット:26種類 デリバティブ:163種類 |
独自トークン | $HYPE |
取引手数料 | メイカー(指値注文):〜0.001% テイカー(成行注文):〜0.035% |
入金手数料 | 無料(別途ガス代が必要) |
出金手数料 | 1 USDC |
最大レバレッジ | 40倍 |
追証 | なし |
API | あり |
日本語対応 | なし |
対応デバイス | ブラウザ(PC・スマホ) |
公式サイト | https://hyperliquid.xyz/ |
公式X | https://x.com/HyperliquidX |
公式Discord | https://discord.com/invite/hyperliquid |
招待コード | HYPER088 |
Hyperliquid(ハイパーリキッド ※通称ハイリキ)は、デリバティブ取引を主体とするDEX(分散型取引所)です。
デリバティブ取引では、最大40倍のレバレッジやCEX(中央集権型取引所)以上の低コストで取引できる点が魅力。スポット取引も備えるほか、流動性の提供やステーキング等の仮想通貨運用サービスが充実しています。
プラットフォームは他のDEXと比べてシンプルなUI・UXを実現しており、自身で資金を自己管理できる「ノンカストディアル方式」を採用している点もポイントです。日本語には対応していませんが、DEXの利用が初めての方でもCEXを利用する感覚で取引を楽しめます。
以下では、Hyperliquidの特徴をさらに深掘りします。ぜひ気になる項目をタップして確認してみてください。
オーダーブックベースの取引を提供
Hyperliquidはマッチメイク方式として、「オーダーブック」を採用しています。
オーダーブックとは、ユーザーの売り注文・買い注文を記録した帳簿のようなもの。オーダーブックに基づき、売り手と買い手をマッチングさせて取引を成立させます。
多くのDEXはAMM(自動マーケットメーカー)をマッチメイク方式として採用しています。しかし、AMMにはハッキングリスクや流動性・価格の不安定といったデメリットがある点がネックです。
一方、オーダーブックは価格変動の抑制やスプレッド幅を縮小できるといったメリットがあります。取引の流動性やユーザーの利便性、セキュリティ向上のためにオーダーブックが採用されている形です。
独自のL1ブロックチェーンを構築
Hyperliquidは独自のブロックチェーン「Hyperliquidチェーン」上に構築されているDEXです。
Hyperliquidチェーンはブロックチェーンの土台を構築するサービス「Tendermint」によって開発されており、データ遅延は約0.07秒、1秒間に最大20万件の高速処理を実現。この処理速度は、なんと大手クレジットカードの処理件数をも上回ります。
チェーン・クレジットカード | 1秒間の処理件数 |
---|---|
Hyperliquid | 約200,000件 |
ビットコイン | 約7件 |
イーサリアム | 約15件 |
Visa | 約1,700件 |
Mastercard | 約5,000件 |
また、Hyperliuquidチェーンは汎用スマートコントラクトをサポートしないのも特徴。利用用途をDEXに絞ることで、セキュリティやパフォーマンスの向上を図っています。まさに、Hyperliquid(DEX)のために作られたチェーンと言えるでしょう。
ネイティブトークン(仮想通貨)「HYPE」を発行
Hyperliquidは2024年11月29日、ネイティブトークン(仮想通貨)「HYPE」を発行しました。HYPEは初期貢献者を含むポイントシステム参加者に配布され、すでに多数の億万長者を生み出しています。
HYPEは今後も、現在および将来のコア貢献者に総発行量の23.8%が配布される予定です。将来的なHYPE獲得を目指している投資家からも、Hyperliquidの注目度は高まっています。
関連:Hyperliquid、ネイティブトークン(HYPE)をエアドロップ
関連:Hyperliquid、成長の勢い加速|HYPEトークン2倍の価格上昇が現実的=Nansenレポート
HyperEVMのメインネットをローンチ
Hyperliquidは2025年2月、「HyperEVM」のメインネットを立ち上げました。HyperEVMはHyperliquidのセキュリティ基盤を活用しながら、イーサリアムのスマートコントラクトを実行できる環境を実現します。
HyperEVMの実現で可能になったこと
- 新しい分散型アプリケーション(dApps)の開発
- HyperEVM上での独自トークン「HYPE」の利用
- HyperCoreとHyperEVM間のスムーズな資産移動
私たち一般ユーザーにできることは現状、Hyperliquidから同チェーンに対応する仮想通貨ウォレットへの資産移動です。今後Hyperliquidチェーン上でdAppsが開発されていけば、仮想通貨ウォレットの連携を通してウォレット内資産を活用できるようになります。
HyperliquidはHyperEVMの実装により、EVMと互換性を持つDeFiプラットフォームとして生まれ変わりました。今後のさらなるエコシステムの拡大が期待されています。
【補足】2025年4月30日より手数料体系が変更
2025年4月30日より、Hyperliquidの手数料体系が変更されます。
これまではデリバティブとスポット共通の手数料でしたが、それぞれ独立した手数料が課されます。さらに、14日間の取引量におけるティアに加え、HYPEのステーキング量に応じたティアが追加予定です。
HYPEのステーキングティアは6階層になっており、ステーキング量に応じて最大40%の手数料割引が適用されます。各ティアと手数料割引率については以下のとおりです。
ティア | HYPEステーキング量 | 手数料割引率 |
---|---|---|
ウッド | >10 | 5% |
ブロンズ | >100 | 10% |
シルバー | >1,000 | 15% |
ゴールド | >10,000 | 20% |
プラチナ | >100,000 | 30% |
ダイヤモンド | >500,000 | 40% |
上記のステーキングティアを基に、デリバティブ・スポットそれぞれで独自の取引手数料が設定されます。各取引における手数料率は以下を参照してください。
デリバティブ取引
ティア | 14日間の取引量 (ドル) | 基本レート | ダイヤモンド | プラチナ | ゴールド | シルバー | ブロンズ | ウッド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 0.045%/0.015% | 0.0270%/0.0090% | 0.0315%/0.0105% | 0.0360%/0.0120% | 0.0383%/0.0128% | 0.0405%/0.0135% | 0.0428%/0.0143% |
1 | >5M | 0.040%/0.012% | 0.0240%/0.0072% | 0.0280%/0.0084% | 0.0320%/0.0096% | 0.0340%/0.0102% | 0.0360%/0.0108% | 0.0380%/0.0114% |
2 | >25M | 0.035%/0.008% | 0.0210%/0.0048% | 0.0245%/0.0056% | 0.0280%/0.0064% | 0.0298%/0.0068% | 0.0315%/0.0072% | 0.0333%/0.0076% |
3 | >100M | 0.030%/0.004% | 0.0180%/0.0024% | 0.0210%/0.0028% | 0.0240%/0.0032% | 0.0255%/0.0034% | 0.0270%/0.0036% | 0.0285%/0.0038% |
4 | >500M | 0.028%/0.000% | 0.0168%/0.0000% | 0.0196%/0.0000% | 0.0224%/0.0000% | 0.0238%/0.0000% | 0.0252%/0.0000% | 0.0266%/0.0000% |
5 | >2B | 0.026%/0.000% | 0.0156%/0.0000% | 0.0182%/0.0000% | 0.0208%/0.0000% | 0.0221%/0.0000% | 0.0234%/0.0000% | 0.0247%/0.0000% |
6 | >7B | 0.024%/0.000% | 0.0144%/0.0000% | 0.0168%/0.0000% | 0.0192%/0.0000% | 0.0204%/0.0000% | 0.0216%/0.0000% | 0.0228%/0.0000% |
スポット取引
ティア | 14日間の取引量(ドル) | 基本レート | ダイヤモンド | プラチナ | ゴールド | シルバー | ブロンズ | ウッド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0.070% / 0.040% | 0.0420% / 0.0240% | 0.0490% / 0.0280% | 0.0560% / 0.0320% | 0.0595% / 0.0340% | 0.0630% / 0.0360% | 0.0665% / 0.0380% |
1 | >5M | 0.060% / 0.030% | 0.0360% / 0.0180% | 0.0420% / 0.0210% | 0.0480% / 0.0240% | 0.0510% / 0.0255% | 0.0540% / 0.0270% | 0.0570% / 0.0285% |
2 | >25M | 0.050% / 0.020% | 0.0300% / 0.0120% | 0.0350% / 0.0140% | 0.0400% / 0.0160% | 0.0425% / 0.0170% | 0.0450% / 0.0180% | 0.0475% / 0.0190% |
3 | >100M | 0.040% / 0.010% | 0.0240% / 0.0060% | 0.0280% / 0.0070% | 0.0320% / 0.0080% | 0.0340% / 0.0085% | 0.0360% / 0.0090% | 0.0380% / 0.0095% |
4 | >500M | 0.035% / 0.000% | 0.0210% / 0.0000% | 0.0245% / 0.0000% | 0.0280% / 0.0000% | 0.0298% / 0.0000% | 0.0315% / 0.0000% | 0.0333% / 0.0000% |
5 | >2B | 0.030% / 0.000% | 0.0180% / 0.0000% | 0.0210% / 0.0000% | 0.0240% / 0.0000% | 0.0255% / 0.0000% | 0.0270% / 0.0000% | 0.0285% / 0.0000% |
6 | >7B | 0.025% / 0.000% | 0.0150% / 0.0000% | 0.0175% / 0.0000% | 0.0200% / 0.0000% | 0.0213% / 0.0000% | 0.0225% / 0.0000% | 0.0238% / 0.0000% |
現行手数料からすると、双方とも基本レートでの取引手数料が引き上げられています。これから積極的にHyperliquidで取引を進めたい方は、ぜひHYPEのステーキングもフル活用してみましょう。
なお、当サイト経由でHyperliquidの連携を完了すると、取引手数料が4%OFFになります。今後の手数料体系変更に備えて、ぜひ以下からHyperliquidをスタートしておくのがおすすめです。
Hyperliquidを使う前の準備【初心者向け】
Hyperliquid(ハイパーリキッド)で取引を行うには、以下の仮想通貨の準備が必要です。
- USDC:Hyperliquidにおける証拠金
- ETH:Hyperliquidへ入金する際のガス代
ここでは、初心者の方向けにHyperliquidでの取引に必要な仮想通貨の準備手順を解説します。すでにご存知の方は、Hyperliquidの使い方に進んでください。
Hyperliquidを使う前の準備
- 仮想通貨取引所の口座開設
- 国内取引所でETHを購入
- 海外取引所にETHを送金
- 海外取引所でUSDCを購入
- メタマスクのアカウント作成
- メタマスクにArbitrumチェーンを追加
- メタマスクにUSDCをインポート
- メタマスクにUSDC・ETHを送金
Hyperliquidを使う前の準備やり方一覧
まずは、国内外の仮想通貨取引所で口座開設します。初心者でも安心して利用できる国内取引所をまとめているので、参考にしてください。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは、手数料の安さと取扱銘柄の豊富さで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料であるため、海外仮想通貨取引所やMetaMask(メタマスク)などへの送金におすすめです。 - コインチェック
コインチェックは国内でもトップクラスのユーザー数を持つ仮想通貨取引所です。仮想通貨の売買手数料が無料で、積立やレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特にスマホアプリの操作性やデザインが高評価で、仮想通貨初心者におすすめの取引所です。 - bitFlyer
bitFlyerは、国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。ビットコインが貯まるクレジットカードや、Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換できるサービスが評判です。さらに、少額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所は、トラベルルールの影響で海外取引所との送金が制限される場合があります。そんなときは、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由すれば問題ありません。
取引に必要なUSDCは、海外取引所であればどこでも取り扱っています。利用する取引所に迷った場合は、以下のランキングを参考にしてみてください。
おすすめ海外仮想通貨取引所
国内取引所経由で以下のとおり、ETHを購入します。
- 国内取引所に日本円を入金
- 販売所からETHを購入
ETHはガス代やUSDCの購入費用に使用します。2,000〜3,000円ほど余分に購入しましょう。特に「コインチェック」や「GMOコイン」が比較的初心者でも使いやすいのでおすすめです。
購入したETHを以下の手順で海外取引所に送金します。
- 海外取引所でETHの入金アドレスを取得
- 国内取引所からETHを送金
- 海外取引所でETHの着金を確認
入金アドレスの入力ミスがあると、送金したETHを紛失する可能性があります。入金アドレスは必ずコピペを活用して取得し、送金作業を進めてください。
続いて、送金したETHでUSDCを購入します。USDCの購入には「現物取引」を活用しましょう。通貨ペア「ETH/USDC」を選択後、購入数量を指定して取引を進めてください。
関連:Bybitで仮想通貨を購入する方法
関連:Bitgetで仮想通貨を購入する方法
関連:MEXCで仮想通貨を購入する方法
メタマスクはUSDCやETHを管理するほか、Hyperliquidを利用する際に必須な仮想通貨ウォレットです。アカウント作成は、以下の4ステップから無料で進められます。
- メタマスクをインストール
- 新規アカウント作成を選択
- ウォレットのパスワード設定
- シークレットフレーズの確認
Hyperliquidを利用する際は、メタマスクにArbitrumチェーンの追加が必要です。メタマスクを開き、以下の手順でネットワーク追加を進めてください。
- 「イーサリアムメインネット」をクリック
- 「ネットワーク追加」を選択
- Arbitrumのネットワーク情報を入力
ArbitrumチェーンでUSDCの残高が表示されるよう、以下の手順でメタマスクにUSDCをインポートします。インポート完了後、Arbitrumチェーン上でUSDCが表示されるか確認してみてください。
- Arbitrumネットワークに切り替え
- 「トークンをインポート」をクリック
- 「USDC」を検索して追加する
最後に、メタマスクのArbitrumチェーン上にUSDC・ETHを送金しましょう。USDC・ETHの入金が完了すれば、Hyperliquidを利用する準備は完了です。
- メタマスクから入金アドレスを取得
- 海外取引所からUSDC・ETHを送金
- メタマスクで着金を確認
Hyperliquidの使い方
Hyperliquidの具体的な使い方を解説します。下記の気になる項目をタップすると詳細が表示されます。それぞれ図解付きで説明しているので、操作に迷ったときはぜひ各手順を最初から見直してみてください。
メタマスクの連携方法
Hyperliquidを利用するには、メタマスクとの連携が必要です。まずはHyperliquidにアクセスしましょう。
なお、当サイト経由での連携により、Hyperliquidの取引手数料が4%OFFになります。ガンガン取引したい方は、ぜひ上記リンク経由でメタマスクの連携を進めてください。



入金方法
Hyperliquidでは入金チェーンとして、ArbitrumとBitcoinの2種類に対応しています。一般的に利用されるArbitrumでは最小5USDCから入金できます。詳しい入金手順は以下のとおりです。



デリバティブ・スポット間の資産移動方法
Hyperliquidでは、デリバティブとスポットアカウントがそれぞれ独立しています。入金したUSDCはまずデリバティブアカウントに反映されるので、スポット取引を進める際は以下の手順で資金移動してください。



スポット取引方法【買い方・売り方】
スポット取引では、USDCを使った現物取引が可能です。上記でもお伝えしたとおり、まずはスポットアカウントへ資金移動を進めてください。資金移動完了後、以下の手順で取引を進めましょう。



①注文方法 | 成行・指値・その他高度な注文に対応 |
②売買方向 | 買い・売りのいずれかを選択 |
③注文数量 | 取引通貨・USDC単位で設定可能 |
デリバティブ取引方法【買い方・売り方】
デリバティブ取引では、対USDCで最大40倍のレバレッジをかけた取引が可能です。主要通貨ペアだけでなく、ミームコインやAI関連のペアにも対応しています。ぜひ以下の手順で取引を進めてみてください。



①マージンモードの選択 | クロス・分離から選択 |
②レバレッジ倍率の設定 | 1〜40倍まで設定可能 (最大レバレッジは通貨ペアにより異なる) |
③ポジションタイプの選択 | 現在はワンウェイのみ |
④注文方法の選択 | マーケット(成行)・リミット(指値)・ストップ注文などにも対応 |
④注文方法の選択 | Buy(買い)・Sell(売り) |
⑥注文数量の選択 | 選んだ通貨・USDの2種類から設定可能 |
⑦利食い・損切り設定 | %や価格でそれぞれ設定可能 |


ポジションの決済方法は?
ポジションを決済したいときは、チャート画面下にあるポジション欄から作業を進めます。「Close All」から「Market」をクリックしてください。

決済確認画面が表示されるので、決済数量を設定後に「Market Close」をクリックすれば完了です。

流動性提供(Vaults)方法
Vaultは簡単に言うと、「プロトレーダーの運用から利益配分を得られる仕組み」です。任意のVaultsにUSDCを預け入れることで、仮想通貨初心者でも簡単に利回り報酬を受け取れます。ただし、提供した資産は4日間ロックされる点に注意してください。
具体的な手順については、以下を参考にしてください。



流動性の提供をやめたい時は?
4日間のロック解除後、Vaults詳細画面の「Withdraw」から出金を進められます。出金数量を設定後、「Withdraw」をクリックするだけです。

HYPEのステーキング方法
ステーキング機能では、独自トークンHYPEを任意のバリデータに預けるだけで利回り獲得を目指せます。ただし、あらかじめHYPEをステーキング専用のアカウントに資金移動する必要があります。そのやり方も含めて以下で図解します。





ステーキングの解除方法は?
ステーキング画面から「Unstake Tokens」をクリックします。

その後、バリデータとステーク数量を設定して「Unstake」をクリックしてください。

ただし、ステーキングしたHYPEは1日間ロックされます。ロック解除時間については、アンステーキング画面から確認してください。
HyperEVMへ資金移動する方法
Hyperliquidでは現在、Hyperliquidチェーンに対応する仮想通貨ウォレットへHYPEを送金できます。送金に対応するのは現状、Hyperliquidと連携している仮想通貨ウォレットのみです。
ここでは、メタマスクにHyperliquidチェーンを追加し、HYPEを送金する手順を解説します。今後、Hyperliquid基盤のdAppsを利用する際に必要な作業なので手順をマスターしておきましょう。

①ネットワーク名 | Hyperliquid |
②デフォルトのRPC URL | https://rpc.hyperliquid.xyz/evm |
③チェーンID | 999 |
④通貨記号 | HYPE |
入力間違いがないよう、上記の情報をコピーして活用しましょう。カスタムネットワークの追加手順については、「メタマスクのネットワーク追加方法」を参照してください。





資産をHyperliquidに戻したいときは?
Portfolio画面の下にある資産一覧から、HYPEの「Transfer to EVM」をクリックします。

Toの部分を「Spot」に変更後、送金数量を設定して「Confirm」をクリックします。その後メタマスクが起動するので、ガス代を支払えばHYPEをHyperliquidに送金できます。

Send機能で別ウォレットに仮想通貨を送金する方法
Hyperliquidが提供するSend機能では、同チェーン上に展開するすべての仮想通貨をHyperliquid L1の別アカウントに対して送金できます。
たとえば、Hyperliquidを利用している友人にHYPEを送金したり、自身が使用するサブアカウントへUSDCを送金することも可能です。ただし、送金には1USDCの手数料がかかる点に注意してください。
Tips
Hyperliquidと連携していないウォレットへの送金も可能ですが、この資金にアクセスするためには一度Hyperlqiuidとウォレットを連携する必要があります。
ここでは、Hyperliquidと連携していないウォレットへUSDCを送金し、そのUSDCにアクセスする手順を解説します。ぜひ以下を参考に送金を進めてみてください。



①送金先のウォレットアドレス | Hyperliquidチェーンであるかを確認 |
②送金元と送金する仮想通貨 | Perps・Spot双方からの送金に対応 |
③送金数量 | 任意の送金数量を入力 |



Tips
送金元から受け取った仮想通貨は、通常の手順で出金を進められます。具体的な手順については、ご述する「出金方法」を参照してください。
出金方法
Hyperliquidは出金対応チェーンとして、ArbitrumとBitcoinの2種類に対応しています。出金対応通貨はUSDCのみ、手数料として1USDCが請求される点に注意してください。
実際の出金手順は以下のとおりです。出金作業後、5分程度でメタマスクにUSDCが反映されます。



よくある質問【Q&A】
Hyperliquidは国内ユーザーでも問題なく利用できます。実際に入出金・取引まで、何の制限もなく利用できました。
2024年11月29日、ポイントプログラム参加者にHYPEのエアドロップが実施されました。
今後も、現在および将来のコア貢献者に総供給量の23.8%を配布予定なので、報酬を受け取りたい方は、引き続きHyperliquidを利用することをおすすめします。
関連:Hyperliquidエアドロップ戦略
関連:Hyperliquid、ネイティブトークン(HYPE)をエアドロップへ
下記がHyperliquidの手数料一覧です。ただし、取引手数料については2025年4月30以降から調整が入る点に注意してください。
入金手数料 | 無料(別途ガス代が必要) |
出金手数料 | 1 USDC |
取引手数料(現行) | メイカー:0.001% テイカー:0.035% ※vipレベルが上がると安くなる |
取引手数料(新:デリバティブ) | メイカー:0.015% テイカー:0.045% ※14日間の取引量・HYPEステーク量で変動 |
取引手数料(新:スポット) | メイカー:0.070% テイカー:0.040% ※14日間の取引量・HYPEステーク量で変動 |
ファンディングレート (資金調達率) | 相場の状況により異なる 詳しくはこちら |
Hyperliquidのトークン(仮想通貨)は「HYPE」です。2024年11月29日に発行されました。現在、デリバティブやスポット取引等でも取り扱われています。
HyperliquidはAPIを使用したbot取引が可能です。詳細は下記公式ページよりご確認ください。
Arbitrumであれば、USDT・USDCeもデポジットできます。USDT・USDCeをデポジットした場合は、自動的にUSDCに換金される仕組みです。
また、BitcoinではBTCの入金も可能です。ただし、最低入金額は0.002BTC(約25,000円)となっており、ネットワーク手数料として1ドル程度のコストがかかる点に注意してください。
Hyperliquidでは「リファラルプログラム(紹介プログラム)」を提供しています。10,000ドル以上の取引高を達成すると、紹介コードを発行可でき、被紹介者のテイカー手数料の10%を報酬として受け取れます。
ただし、被紹介者ごとに報酬獲得上限がある点は注意してください。
下記リンクがJinaCoin専用のリファラルコード(紹介コード)です。ここから登録すると手数料が4%OFFになるのでご使用ください。
Hyperliquidの招待・紹介コードは「HYPER088」です。入力すると取引手数料が4%割引されます。
テストネットでの模擬通貨を利用した取引に対応しています。テストネットにアクセス後メタマスクを連携し、テスト用通貨を請求してください。テストネットでは4時間に1回、100 USDCの模擬通貨を請求できます。

2025年以降のロードマップは公開されていません。今後ロードマップが更新される可能性もあるので、公式ドキュメントをチェックしておきましょう。
最新情報を入手する際は、以下の公式サイトを活用してください。
ハイリキ紹介記事は助かる。
なんかハッカーの話でてきたので、ちょっと様子見中。。。
Hypeが欲しい今日この頃。
@nekokoneko___
メタマスクArbitrumチェーンでハイリキに繋いで、$LQNAなどのハイリキチェーン上のトークンを買う場合、メタマスクにハイリキチェーンのインポートなど不要ですか?
あ、ハイリキL1上にハイリキDEXがあって、ハイリキDEXはARBチェーン利用してるって感じですかね。