エアドロップ後も勢い持続、24時間取引量がATHを記録
分散型取引所(DEX)「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」は6日、24時間の取引量が100億ドル(約1.5兆円)を超え、過去最高を記録したと発表した。これは、分散型デリバティブプラットフォーム全体の取引量の50%近くを占める快挙だ。
Hyperliquid は、24時間の取引量が> 100億ドルと過去最高を記録しました。
100億ドルという取引量を達成した背景には、11月29日に実施された独自トークン「HYPE」の大規模エアドロップとその後の価格急騰がある。エアドロップによりHYPEトークンを受け取った多くのユーザーが取引を開始し、短期的な利益を狙う投資家やトレーダーの取引が爆発的に増加した。
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HYPEトークンはエアドロップ時に約3.90ドルで評価され、12月5日には一時13.93ドルまで急上昇。この大きな価格変動が投機的取引をさらに活発化させ、取引量100億ドル突破の原動力となった。
また、ハイパーリキッドの高性能な取引プラットフォームも取引量増加を支える重要な要素となった。1秒間に最大20万件(公称値)の取引処理能力と、0.01秒未満(公称値)の低レイテンシーを実現するシステム設計により、大規模な取引需要にも問題なく対応した。これにより、トレーダーは価格変動の激しい市場でも迅速に取引を行うことができ、結果として取引量が過去最高を記録した。
今回の記録的な取引量達成により、ハイパーリキッドの成長と市場での影響力が一層明らかになった。今後も独自トークンや高性能なプラットフォームを武器として、さらなる拡大が期待されるだろう。
情報ソース:ハイパーリキッド / DefiLlama
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