分散型仮想通貨取引所GMXがオラクル採用
イギリスの分散型暗号資産(仮想通貨)取引所GMXは24日、Chainlinkの新テクノロジー「ローレイテンシオラクル」(低遅延オラクル)を採用することを発表した。
GMXはロンドンに本拠を置く仮想通貨取引所。仮想通貨取引所の世界に分散型プラットフォームをいち早く導入したことで知られる。
GMXは当初、アービトラム(Arbitrum:イーサリアムのレイヤー2ソリューション)上でのみ稼働していたが、後にアバランチ(Avalaunche:レイヤー1)も追加された。
仮想通貨FXをDeFi化するメリットとデメリット
GMXは仮想通貨の現物取引だけでなく、仮想通貨のFX取引も扱っている。
ビットコインFXをはじめとする「仮想通貨FXをDeFi化するメリットとデメリット」をみてみよう。
メリット
- 透明性: 取引がブロックチェーン上に記録されるため、取引の透明性が向上し、不正やマネーロンダリングのリスクが低減する。
- 安全性:暗号化技術を使用するため、ハッキングやデータ改ざんのリスクが低減する。
- 信頼性:分散型ネットワークなので、単一の障害点がなく、システム全体の信頼性が向上する。
デメリット
- スケーラビリティ:旧来のブロックチェーン技術では、大量の取引が行われるFX市場では対応しきれなかった。
- 処理速度:同じく旧来のブロックチェーン技術では、大量の取引が行われるFX市場では対応しきれなかった。
- プライバシー: ブロックチェーンは取引の透明性が高い反面、一部のユーザーはプライバシーの侵害を懸念している。
ローレイテンシオラクルの実力は?
GMXは今回採用したChainlinkの新テクノロジー「ローレイテンシオラクル」は、上記DeFi化のメリットはそのままに、デメリットを解消したものだ。とくにその名の通り、処理速度には劇的な向上が期待されるという。
GMXは日本限定のキャンペーンも頻繁に開催しているので、お手並み拝見といこうではないか。
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