Gemini、DCGと泥沼化
米国暗号資産(仮想通貨)取引所「Gemini(ジェミナイ)」は7日、米仮想通貨コングロマリット「Digital Currency Group(DCG)」と、そのCEO Barry Silbert氏を提訴したと発表した。
このニュースは、5日にGeminiのCEO Cameron Winklevoss氏が、DCGと同社CEO Barry Silbert氏に「最後通牒」を突きつけた件に続くものだ。
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DCGは、倒産した仮想通貨融資企業「Genesis Global Capital(以下Genesis)」の親会社であり、Geminiはレンディングサービス「Gemini Earn」を通じて顧客から預かった資産の運用を Genesis に任せていた。ところが、昨年の3ACやFTXの倒産を受けて、Genesisが倒産したことで、Geminiは顧客に資産を返金することができなくなっており、その額は12億ドル以上にのぼる。
発表によれば、3ACの倒産後、Geminiが「Gemini Earn」の終了をGenesisに通告した際、DCGとBarry Silbert氏が、実際はGenesisが3ACに貸し出していたローンが焦げ付き巨額の債務超過に陥っていたにもかかわらず、「DCGが3ACローンの損失を親会社レベルで吸収したので、問題ない」と虚偽の説明をしたとしている。
これを受けて、DCGは声明を発表した。
「これは、Gemini Earnプログラムを運営している自身とGeminiからの非難と責任を回避するためのCameron Winklevossのもう一つの宣伝行為です。 DCGまたはその従業員による不正行為のいかなる提案も根拠がなく、中傷的であり、完全に嘘です。 DCGは初日から、ジェネシス破産のすべての当事者のために友好的な解決策を達成することにコミットし続けている。 DCGの上級指導者は、ジェミニの指導者がMIAである間、またはプレス声明を発表するだけで、合意に達するために公式無担保債権者委員会とアドホック委員会の代表と積極的な交渉を数カ月かけて行ってきた。 はっきり言って、キャメロンもタイラー·ウィンクボスも最近の対面会議には参加していない。 調停プロセスは終わりに近づいており、Genesisのチャプター11の件を近いうちに結論づけることを期待している」