仮想通貨チャート分析
リップル(XRP):2.4764ドル付近での値動きに注目

リップル(XRP)は4時間足レベルの上昇押し目形成後、上昇を再開したと思われる値動きとなっている。現在の値動きが確定し上昇した場合、前回高値ライン(2.4764ドル付近)を突破し4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションするかが焦点となる。
上記条件が成立し、下位足で上昇トレンドを確認できれば2.6448ドル(約400円)付近までの上昇が期待できるだろう。一方、2.4764ドル付近や4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドで反発し、且つ4時間足MACDでダイバージェンスが確認できた場合は、2.4764ドル付近を上限としたレンジ相場に移行すると予想する。

日足レベルで見ると3月2日・3日のファンダメンタルズ要因の値動き以外は高値を切り下げているため、下落圧が高いと読み取れる。しかし、比較的日足長期HMAから価格が離れていることから、価格が日足長期HMAに近づく値動きもあるため、1.9545ドル付近を下値としたレンジ相場となっていると推測する。
そのため、日足長期HMAにさらに価格が近づくまでは、長期的な方向感ははっきりしないと思われ、中短期的にも大きな値動きは難しい状態と予想する。
ビットコイン(BTC):短期的売り圧高まる、日足短期HMAを突破するかがポイント

ビットコイン(BTC)は3月14日以降、日足短期HMAと日足中期HMAの間に価格があり、方向感の無い相場が続いている。現状日足中期HMAを上抜けできない状態が続いていることから、現在のチャート配置は日足レベルの下降トレンドの押し目と考えられるため、今後日足短期HMAを下抜けし中長期で下落が再開される可能性が高い。
上記予測を元に1時間足を見ると本日3時ごろに1時間足中期HMAで反発し、1時間足長期HMAを下抜けした値動きをしており、上昇のトレンドラインも下抜けしていることから、短期的には下落傾向と判断できる。
そのため、今後1時間足中期HMAを起点に短期的な下落トレンドが成立した場合、売り圧が高まり日足短期HMAを下抜けする可能性が高くなると思われる。

日足短期HMAを価格が下抜け後は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近での値動きに注目だ。現状4時間足ボリンジャーバンドは収縮を開始しているため、中期的な下落勢いの減少を受けて、短期的にはボリンジャーバンドロワーバンド付近までの下落で一旦反発する可能性が高い。
しかし、日足短期HMAの下抜けを契機に売り圧が急速に高まり、前回安値ライン(76,689.92ドル)付近まで下落する可能性も考慮した戦略を立てる必要があるだろう。
イーサリアム(ETH):短中期で方向感の無い相場が続く予測

イーサリアム(ETH)は日足中期HMAと日足短期HMAの間に価格があり短期的な横ばい相場となっている。
現状、4時間足ボリンジャーバンドが収縮を始めていることから中期的に下落圧が減少していると推測できるため、短中期的に方向感の無い値動きがしばらく続く可能性が高い。

だが、日足レベルでは下落トレンドの押し目形成中途と判断できることから、日足中期HMAを上抜けするまでは、下落への警戒が必要だ。
そのため今後、1時間足レベルで下落トレンドが確定し、日足短期HMAを価格が下抜けすれば、日足レベルでは下落余力が十分にあるため、前回安値(1,757.64ドル)を下抜け、1,528ドル付近まで下落を想定する必要があるだろう。
シンボル(XYM):最安値ライン突破するもゆっくりとした下落

シンボル(XYM)は現在、11月13日の最安値ライン(0.01221ドル付近)を下抜けし、下落の値動きとなっている。
だが、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションしていない状態で価格が4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近にあり、1時間足MACDの下落率も前回より低いことから、短期的な下落勢いは減少していると推測できる。

しかし、日足レベルではボリンジャーバンドがエクスパンションではないが広がり始め、MACDも下落傾向であることから、今後日足中期HMAを価格が上抜けしない限りは、中長期的にゆっくりとした下落を続けると推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫