仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):「暗号資産サミット」後の値動きで判断する必要あり

ビットコイン(BTC)は本日9時頃アメリカの仮想通貨準備金の報道の影響と思われる下落で4,000ドル近く下落したが反発した。
短時間での大きな下落だったが、現在4時間足長期HMAと日足中期HMAの間に価格があることから相場の流れを変えるほどの影響力はなかったと推測する。だが、本日アメリカで行われる「暗号資産サミット」の影響で価格が動く可能性がある。
そのため、現状は様子見に徹し、日足短期HMAを下抜けもしくは日足中期HMAを上抜けし、トレンドが確定後にポジションを持つ戦略が確実だろう。
イーサリアム(ETH):日足短期HMAもしくは日足中期HMAを価格が突破するまでは様子見

イーサリアム(ETH)はビットコインと同様に準備金報道の影響で下落後反発している状態だ。短期的には下落傾向だが、中長期は方向感がない相場となっているため、現状は日足短期HMAもしくは日足中期HMAを価格が突破するまで様子見が賢明だろう。
日足短期HMAもしくは日足中期HMAを価格が突破後は1時間足以下でダウ理論が成立するか、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションするかが注目ポイントとなる。
4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いつつ1時間足以下でダウ理論が成立したならば中期的なトレンドが発生したと判断でき、大きな値動きが期待できるだろう。
ソラナ(SOL):短期でトレンド発生まで現状維持

ソラナ(SOL)は本日9時頃大きく下落するも4時間足長期HMAで反発した。現状、短期期には下落傾向となっているが、中長期的には方向感の無い相場が継続している状態だ。
今後、本日行われる「暗号資産サミット」の影響で価格が動く可能性があるため、4時間足長期HMAもしくは日足中期HMAを価格が突破し短期でダウ理論が成立するまでは他の通貨同様に様子見が妥当だ。
リップル(XRP):サミット後の動向で戦略を立てる

短期的に上昇となっていたリップル(XRP)は本日9時頃大きく下落したものの、日足中期HMAで反発した。日足中期HMAで反発したため直近での大きな下落の心配は少ないが、短期的な上昇の勢いは無くなったと判断できるチャート配置となっている。
現状4時間足レベルでは上昇傾向が強いため、今後1時間足長期HMAを価格が上抜けし短期的な上昇トレンドが開始される始点をとらえる戦略が有効と思われる。しかし、本日行われる「暗号資産サミット」の影響で価格が動く可能性があるため、サミット終了後の値動きを見てから今後の方針を決めたほうがリスクは少ないと推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫