仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):調整相場の終わりを示唆、短期足にダブルボトム出現
![ビットコイン(BTC USD)日足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/BTCUSD-1day20250130.png)
ビットコイン価格は、昨日29日の相場で前日比2.35%上昇した。執筆時点では、104,000ドル付近を推移している。
日足では、27日に一時97,000ドル台まで急落した後、反発の動きが続いている。28日・29日と2日連続で高値と安値の切り上げに成功し、昨日は一時104,800ドル付近まで上昇した。
また、100,000ドル水平線や、短期移動平均線と中期移動平均線がサポートとして機能し、安値を底堅いものにしている。史上最高値からの調整はフィボナッチリトレースメントで50%戻しに該当する100,000ドル付近が主要な抵抗として機能している。高値更新後、一定期間の調整期間を挟むことで価格が安定し、相場の安定感が増している。
現在ローソク足は104,500ドル付近の週足抵抗線(紫)に差し掛かっており、この強力な抵抗線に対してどのようなプライスアクションを見せるのかに注目が集まっている。
![ビットコイン(BTC USD)4時間足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/BTCUSD-4hour20250130.png)
4時間足ではダブルボトムが出現した。執筆時現在、ダブルボトムのネックラインを上抜けることに成功し、上昇トレンド転換シグナルが示されている。さらに、直近の高値を結んだトレンドラインも間もなく上抜けようとしており、明確にブレイクした場合は上昇サインとなるだろう。しかし、上位足の週足抵抗線が重なっていることから、抵抗される可能性もあり、見極めが重要な環境になっている。
また、移動平均線とローソク足の位置関係を確認すると、直近の反発上昇によってローソク足は再びすべての移動平均線を上抜けることに成功した。
イーサリアム(ETH):3000ドルでサポート成功も、上値の重い状況は続く
![イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/ETHUSD-1day20250130.png)
イーサリアムは、昨日29日1.18%上昇した。執筆時点では3100ドル付近を推移している。
日足では、3000ドル付近が重要な抵抗線として意識されていたが、今回もサポートとして機能した。直近の3日間で3000ドル付近に下ヒゲを連発させ抵抗を見せていたが、昨日は明確な反発に成功した。しかし、依然として高値の切り下げが続いているため、上値の重い展開は変わらず、弱気相場が継続している。
![イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/ETHUSD-4hour20250130.png)
4時間足では、27日の急落以降、相場は横ばい傾向であることが確認されるが、同時に急落後の反発が弱いことが示されている。
さらに、ローソク足はすべての移動平均線を下抜けたことで、上値の重さに拍車がかかっている状況だ。今後の相場では、3000ドルからの反発でどこまで上昇できるのかに注目が集まっている。重要なテクニカルポイントとして3250ドルや3300ドル付近が意識されているため、これらの価格付近でのプライスアクションが今後の相場の方向性を決めることになるだろう。
ソラナ(SOL):4時間足にダブルボトム出現、ネックラインでの値動きに注目
![ソラナ (SOLUSD)日足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/SOLUSD-1day20250130.png)
ソラナは、昨日29日の相場で0.48%上昇した。執筆時点では235ドル付近を推移している。
日足では、引き続き史上最高値更新後の下落調整が続いている。しかし、220ドルが重要なサポートとして意識されており、昨日は反発する動きを見せた。また、移動平均線も下支えとなり、価格を維持する動きが見られる。
現在、下降平行チャネルの上限線を試しに行っており、上抜けに成功した場合は、週足抵抗線が重なる250ドル付近まで上昇する可能性があるだろう。
![ソラナ (SOLUSD)4時間足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/SOLUSD-4hour20250130.png)
4時間足では、ダブルボトムと捉えられるチャート形状を形成している。ダブルボトムのネックラインと推定される240ドル付近は週足平行チャネルの半値ラインと下降平行チャネルの上限値などテクニカルポイントが重なっているため、今後の動きが注目される。上抜けた場合は、再び250ドルや260ドル付近を試す可能性があるだろう。反対に抵抗された場合は220ドルでのサポートを試しに行く展開が予想される。
リップル(XRP):急落後の反発強く、上昇傾向
![リップル (XRPUSD)日足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/XRPUSD-1day20250130.png)
リップルは昨日29日の相場で前日比0.40%上昇した。執筆時点では3.1ドル付近を推移している。
日足では、直近で高値の切り下げが続いているが、2.90ドルのサポートが底堅いことを示している。昨日最安値は2.9ドルをつけたが、その後下ヒゲとなったため、買い支えが入ったことが推測される。また、27日の急落時にも押し目買いが見られたため、実体ベースでは3ドル付近を維持している。
![リップル (XRPUSD)4時間足チャート分析 2025年1月30日](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/XRPUSD-4hour20250130.png)
4時間足では、27日の急落を除いて、2.9ドルから3.3ドル付近でのレンジが形成されている。移動平均線を確認すると、短期移動平均線と中期移動平均線が水平になって密集しており、相場の方向感が定まっていないことを示している。
また、長期移動平均線は平行チャネルの下限値付近に位置しているため、しばらくの間は横ばいを形成し、3本の移動平均線の密集を待ってから上昇する展開が考えられる。
27日の急落後の反発で、相場は順調に上昇している。昨日の相場で安値が底堅いことが示されたため、次に上昇するための環境を徐々に整えていると言えそうだ。
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使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
- 20SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高