仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):一時92000ドル台まで急落、その後買い支えの動きも

昨日のビットコイン相場は、最安で92000ドル台まで下落した。その後強気派によって買い支えられて97000ドル台まで回復し、前日比+0.35%で取引を終えた。ローソク足は長い下ヒゲを伴った実体の短い陽線で確定した。
日足では、中期移動平均線付近でサポートされてヒゲになったことが確認できる。ローソク足実体は月足抵抗ライン付近でサポートされ、上位足ではブレイクワンタッチの形成途中と捉えることも可能なチャート形状をしている。

4時間足では、拡大型下降ダイアゴナルを形成しており、昨日の取引でローソク足は、安値を結んだラインで反発した。エリオット波動理論における5波動の推進波に当てはめると、現在第5波を形成してる可能性が高く、トレンド転換の象徴として解釈することができる。このまま明確にダイアゴナルの上抜けに成功すれば、ローソク足は再び日足レベルの平行上昇チャネルの中に戻ることが可能かもしれない。
イーサリアム(ETH):トレンド転換なるか

イーサリアム市場は昨日20日、一時最安で3100ドル付近まで下落したが、その後買い支えられて前日比+1.62%で取引を終えた。ローソク足は下ヒゲを伴った実体の短い陽線で確定した。

4時間足のチャート形状は比較的ビットコインチャートと類似している。拡大ダイアゴナルを形成しており、昨日の取引では安値を結んだラインで反発した。ビットコインと同様に、チャート形状はエリオット波動理論の第5推進波を形成していると捉えることが可能で、トレンドの転換を示唆している可能性がある。今日の取引で明確にダイアゴナルを上抜けることができれば、相場は再び上昇トレンドに転換する可能性があり、月足三角持ち合いの再ブレイクや日足平行線への再到達を成功させるかもしれない。
ソラナ(SOL): 下落トレンド継続中、下限線付近で反発できるか

ソラナは前日比+0.35%で、ローソク足は十字線を付けた。一時、最安で175ドル付近まで下落し、下降平行チャネルを下抜ける場面があったが、買い戻されローソク足実体は日足平行チャネル(緑)内に収まった。下ヒゲがサポートされた地点は月足レベルの三角持ち合いの上限線(白)付近であり、過去の相場でレジスタンスとして機能してきた上限線が今回サポートとして価格を支えた。反対に上限線を下に押し破る展開になれば、さらに弱気相場が長引く可能性が高まり、週足平行チャネル(黄)の下限線まで下落する可能性がある。

4時間足では、下降平行チャネルを下抜けた後、反発して再び上限線を目指して上昇している。下降平行チャネルを上にブレイクするには、高値の切り下げをストップさせなければならない。そのためには最低でも前回高値の230ドル付近の上抜けを成功させなければならないだろう。
シンボル(XYM):上昇トレンドから78.6%戻し、全戻しの可能性示唆

シンボルは昨日、前日比+0.15で取引を終えた。ローソク足は下ヒゲを伴い、最安値で0.017ドル付近を付けた。フィボナッチ・リトレースメントで直近安値と直近高値を結んだ場合、78.6%戻したところまで下落している。

4時間足で短期的な動向を確認すると、平行チャネルを使用した分析では、下降平行チャネルの半値ライン付近で一度反発していることが確認できる。しかし、最近の値動きの特徴として、買われても売られる相場が続いている。このまま下落トレンドが継続した場合、ローソク足は一度週足平行チャネルの下限値を試しにいく可能性が高いと推測される。その場合フィボナッチ・リトレースメント上では上昇トレンドの100%戻し(全戻し)となってしまうため、弱気派勢力が相当強いと推測されるだろう。
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使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
- 20SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高
ありがとうございます!
勉強になります。
@korekoreooooo