ビットコイン(BTC)価格分析
ビットコイン価格はついに90,000ドルを突破し、一時は最高で93,268.25ドルをつけた。昨日の終値は90,386.07ドルで現在も90,000ドル付近で揉み合っている。

1時間足では、短時間で勢いよく上昇して90,000ドルを突破したが、突破後には利益確定の動きが見られ、相場は下落した。

日足では、長い上ヒゲと下ヒゲを伴った陽線を付けており、昨日は上昇圧力と、利確による売り圧力がぶつかり合う相場であったことが確認できる。しかし、多くのトレーダー達にとって90,000ドル付近での利確は、部分利確程度に留まっていると以下に取り上げているグラスノード社市場分析レポートから推測できることから、相場は依然として楽観的であると予想される。
仮想通貨分析会社グラスノードは12日発表した市場レポートの中で、『実現利益は過去のサイクルと比べて依然として半分程度である』と指摘した。ビットコインが3月に過去最高値である73,679ドルを付けた時に記録された実現利益は30億ドルであったが、アメリカ大統領選挙後に史上最高値を更新して以来、実現利益は1日平均15億6000万ドルであると説明している。
この事実は、トレーダーたちが依然としてビットコイン価格に上昇の余地があることに対して自信を持っていることを示唆している。今後も短期的な下落は予想されるが、以前として強気相場であり、長期足では自信を持ってポジションを保有し続けることができる相場だ。
イーサリアム(ETH)価格分析
イーサリアムは、12日に3400ドルを超えた後、昨日13日の取引で3100ドル台まで続落し、大きめの値幅で調整されている。

現在は3200ドル付近で揉み合っている。
日足では、短期25日移動平均線の上向きが強まり長期200日移動平均線をゴールデンクロスしようとしていることから、移動平均線の位置関係は良好であり、これからさらに上昇を見込める相場である。もう少し下落圧力が高まる場合は、前回の重要なサポートラインであった2700-2800ドル付近まで下落してくる可能性がある。
2800ドル付近は、日足レベルのサポートラインや、長期200日移動平均線と短期25日移動平均線がクロスを迎えそうな地点と重なるため重要なテクニカルポイントと言えるだろう。
ソラナ(SOL)価格分析
ソラナは、12日に今年の最高値を更新した後、調整の下落に入り、現在は前回高値の210ドル付近で揉み合いになっている状況だ。しばらくはこの210ドル付近でのレンジ相場が予想される。

売り圧力が強まり210ドルを下回る場合は、月足レベルのレジスタンスライン上抜け後のブレイクワンタッチを試しに一時185ドル付近まで調整する可能性があるが、そこでサポートされればさらに上昇を見込めるだろう。
反対に、このままバブル相場に乗じて買い圧力が強まり、210ドルでサポートされた場合は、史上最高値の259.90ドル付近を目指して上昇していくだろう。
リップル(XRP)価格分析
リップルは、過去の高値で意識されている0.75ドル付近まで続伸したが、上抜けに失敗し、日足レベルで意識されていたサポートラインがある0.65ドル付近まで、約0.1ドル程度の値幅調整をしている。

日足では、昨日は上ヒゲ下ヒゲを伴った実体の短い陰線をつけた。テクニカル的には数年続いていた三角持ち合いを上抜け、現在ブレイクワンタッチをしに来ている状況である。

今週は0.75ドル付近のプライスアクションに注目が高まる相場となっている。週足を見ると、何度も0.75ドル越えを試しているが全て上ヒゲとなって反発していることから、0.75ドルの壁が非常に強力であることが確認できる。今週ローソク足実態を伴った陽線で、0.75ドル以上の価格で週足が確定すれば、強い上昇トレンドが始まると予測する。
今後、アルトコイン相場が更に盛り上がりを見せれば、再度0.75ドルの上抜けに挑戦していくことができる展開になるだろう。
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使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高