デリバティブ取引所世界最大手のCMEグループは5日、暗号資産(仮想通貨)デリバティブにおける一日平均取引高(ADV)が、前年比139%増となる27万8,000契約に達し、過去最高を更新したと発表した。
マイクロ先物商品の需要が顕著、ビットコイン・イーサリアムが牽引
CMEグループが発表した2025年通期の市場統計によると、暗号資産デリバティブのADVは、想定元本ベースで120億ドル(約1兆8,803億円)規模に到達した。特にビットコイン
BTCやイーサリアム
ETHのマイクロ先物商品の需要が顕著で、以下の主要商品すべてにおいて年間の過去最高記録を更新している。
| 商品名 | 2025年通期ADV (契約数) | 備考 |
|---|---|---|
| 暗号資産全体 | 278,000 | 前年比139%増 |
| Micro Ether futures (マイクロ・イーサ先物) | 144,000 | 年間過去最高 |
| Micro Bitcoin futures (マイクロ・ビットコイン先物) | 75,000 | 年間過去最高 |
| Ether futures (イーサ先物) | 19,000 | 年間過去最高 |
発表によると、暗号資産セクターの成長は、2025年後半にかけてさらに加速したようだ。第4四半期(10月〜12月)の一日平均取引高は、四半期ベースで過去最高となる37万9,000契約(想定元本133億ドル:約2兆840億円)を記録したことが明かされている。
CMEグループ全体では暗号資産だけでなく、金利、エネルギー、農業、金属といった主要な資産クラスすべてにおいて記録的な取引高となった。2025年年間ADVも、前年比6%増の2,810万契約と過去最高を更新している。
具体的には、金属関連のADVが前年比34%増の98万8,000契約と大幅な伸びを示したほか、株式指数関連が8%増の740万契約、エネルギー関連が8%増の270万契約を記録。米国外からの取引を示すインターナショナルADVも前年比8%増の840万契約に達し、欧州・中東・アフリカ(EMEA)およびアジア太平洋(APAC)地域でも過去最高を更新している。
同社の発表は、デリバティブ市場全体が好調に推移する中でも、特に暗号資産セクターへの投資が活発化していることを示すものと言えそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.69円)




