- リップル(XRP):サポート反発中だが戻り弱く、1.985ドル攻防が方向性を決める
- ビットコイン(BTC):短期反発局面も上値重く、94,650ドル手前の失速に注意
- イーサリアム(ETH):上昇配置維持、雲突破なら一段高を試す流れ
- シバイヌ(SHIB):下落トレンド内の戻り、売り再開の条件待ち
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1.985ドル付近を下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.915ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.04ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMAを下抜けたことで短期的に下落したものの、その後は日足・4時間足の両方で意識される1.985ドル付近のサポートラインで下げ止まり反発。一時的に上昇し、現在は日足短期HMAの上抜けを試す局面にある。
ただし、足元の反発によって短期的な下落圧はやや後退しているものの、日足レベルでは日足一目均衡表雲が上値抵抗帯として機能しており、全体の構図としては下落基調が継続していると判断できる。4時間足でも戻り局面は限定的で、依然として下落優勢のチャート配置だ。そのため、戦略としては中期目線でのショートを優先し、再び下落に転じる局面を待ちたい。
具体的には、直近の値動きで日足・4時間足ともに意識されている1.985ドル付近のサポートラインを明確に下抜けるかが重要な分岐点となる。この水準を割り込み、かつ4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが確認され、1時間足レベルで下降トレンドが成立した場合にショートエントリーを検討したい。下値の目安は1.915ドル付近を想定する。
中長期的にも、上記条件が揃って下落が進行すれば、下降トレンドが再開した可能性が高まる。その場合は、さらに下のサポートとなる1.82ドル付近までを視野に入れたショート戦略が有効になる局面だろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを割らずに1時間足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(94,650ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直下
ビットコイン(BTC)は現在、92,600ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMAを下抜けたことで下落基調となったが、本日早朝に再び日足短期HMAを上抜け、短期的には反発基調の値動きへと転じている。
直近の値動きを見ると、中期的には4時間足ボリンジャーバンドのレンジ内で推移しており、上限は94,650ドル付近、下限は88,000ドル付近が意識される状況だ。その中で、日足MACDがプラス圏に入り直していること、さらに4時間足では一目均衡表雲下端が下値の抵抗帯として機能していることから、短期目線では上昇が優勢なチャート配置と判断できる。エントリー条件としては、日足短期HMAを割り込まずに推移したうえで、1時間足短期HMAを上抜ける動きが確認された場合、短期ロングを検討したい局面である。上値の目安は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近の94,650ドル付近を想定する。
一方で、日足レベルでは価格の上部に日足一目均衡表雲および日足長期HMAが控えており、長期的なトレンドは依然として下落優勢の範囲にある。そのため、今回の上昇はあくまで短期的な戻りの動きと捉えるべき局面だ。上値追いは限定的となる可能性が高く、1時間足短期HMAを明確に下抜けた場合は想定シナリオが崩れる点に注意しながら、短期トレードに絞った対応が求められるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA及び1時間足一目均衡表雲雲を上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,400ドル~3,450ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,250ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンド下限から反発した後、日足短期HMA付近まで下落する場面があったものの、その後は持ち直し、短期的には上昇基調の値動きが続いている。ただし、足元では日足短期HMA付近が上値抵抗として意識され、伸び悩む展開となっている。
チャート配置を見ると、日足および4時間足では上昇を示唆する形が維持されており、短期的にも上方向への継続が意識されやすい局面だ。現在、1時間足では1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲が上値抵抗帯として機能しているが、これらを明確に上抜けし、1時間足レベルで上昇トレンドが成立する動きとなれば、短期から中期目線でのロングを検討しやすい。上昇した場合の目標は、日足一目均衡表雲と4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが重なる3,400ドルから3,450ドル付近を想定する。
中長期的な視点では、仮に上記の上昇が実現した場合、次の焦点は日足一目均衡表雲下端を明確に上抜けられるかどうかに移る。このラインを上抜け、日足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、次の上値目標は3,640ドル付近まで広がる可能性がある。一方で、日足一目均衡表雲で再び上値を抑えられる場合、日足レベルでは下降トレンドが完全に終了していないシナリオも残る。その場合は、短中期的な売り戦略を視野に入れた対応も準備しておく必要があるだろう。
シバイヌ(SHIB)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 4時間足長期HMAと日足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 0.00000755ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
シバイヌ(SHIB)は現在、0.00000846ドル付近を推移している。昨日は一時的に上昇したものの、その後は反落し日足短期HMAを下抜ける展開となった。本日に入ってからは短期的な下落圧がやや後退し、日足短期HMA付近まで価格を戻している。
ただし、日足レベルでは下落圧が弱まりつつあるものの、全体の構図としては下降トレンドの押し目形成段階と判断できる。4時間足でも日足短期HMA付近で上値を抑えられる値動きとなっており、戻り局面は限定的だ。これらを踏まえると、相場全体としては引き続き下落優勢の地合いにある。
ショート戦略を取るうえでの重要な条件は、価格直下に控える4時間足長期HMAおよび日足中期HMAを明確に下抜けるかどうかだ。加えて、現在収縮傾向にある4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴って下方向へ拡大し、1時間足レベルで下降トレンドが成立する動きが確認されれば、中期から長期目線でのショートエントリーを検討したい。下値の目安は0.00000755ドル付近を想定する。
一方で、4時間足長期HMA付近、もしくは4時間足ボリンジャーバンドで再び反発する場合、4時間足ボリンジャーバンドのレンジ内で横ばい相場が続く可能性もある。ただし、この場合でも日足レベルでは売り優勢の構図は崩れておらず、引き続き戻り局面での売りタイミングを探る段階が続くと思われる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




