- リップル(XRP):1時間足中期HMAを上抜けし3.1ドルを目標に上昇視野
- ビットコイン(BTC):日足短期HMAを下抜けすれば109,500ドル付近まで下落余地
- イーサリアム(ETH):1時間足下降ダウ成立かつ日足短期HMA割れで4,200ドルを試す展開
- ソラナ(SOL):1時間足長期HMAで押し目形成後、日足ボリンジャーバンド上限を目指す
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMA付近を起点に上昇し1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.1ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.95ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMAを起点に上昇したものの、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドに抑えられて反落し、現在は日足中期HMAのサポートを受けている状態だ。
直近では1時間足中期HMAが上昇の波を形成しつつあり、日足中期HMAを基点とした反発が確認されれば、上昇基調が強まる可能性がある。特に1時間足で上昇のダウ理論が成立し、同時に1時間足中期HMAを上抜けた局面は、ロングエントリーの有効なシグナルとなる。その場合の上昇目標は3.1ドル付近であり、損切りはエントリー時点の直近安値が妥当である。
中長期的には日足レベルで明確な上昇トレンド配置には至っていないため、下落リスクには依然注意が必要だ。ただし、日足短期HMAが上昇波を形成する押し目を作り出す展開となれば、再び高値圏を試すシナリオも視野に入る。したがって、短期的にはロング優勢だが、中期以上では慎重な見極めが求められる局面である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格付近から下落し、日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近(109,500ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、111,100ドル付近を推移している。昨日は短期的に上昇して日足中期HMAを一時上抜けし113,500ドル付近まで上昇したが、その後ニューヨーク時間に強めの下落となり、中期HMA上抜けを維持できず反落した。結果として価格は日足短期HMA付近まで戻している。
直近の値動きは113,500ドル付近を上限、日足短期HMAを下限とした三角持ち合いの様相を呈しており、方向感に乏しい。ただし、上部には日足一目均衡表雲および日足長期HMAが控えているうえ、4時間足MACDは買い圧の鈍化を示し、日足MACDもマイナス圏にあることから売り優勢の局面と判断できる。このため短期的には下降の押し目形成局面と考えられ、日足短期HMAを明確に下抜けすれば、4時間足長期HMA付近の109,500ドルを目標とするショート戦略が妥当である。損切りは日足短期HMA直上が適切だろう。
中長期的には、4時間足長期HMAを下抜けた場合、日足レベルで下落トレンド再開と判断できる。しかし4時間足ボリンジャーバンド下限が同水準に位置しているため、さらに下抜けるには一段の強い売り圧が必要となる点に留意すべきである。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,200ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,285ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMAを起点に上昇し、4時間足一目均衡表雲付近まで上値を試したが否定され、再び1時間足長期HMA付近まで押し戻されている。
直近の値動きでは、4時間足一目均衡表雲に繰り返し上値を抑えられていることから、上昇余地は限定的と判断できる。ただし1時間足・4時間足で横ばい推移が続いており、明確な下落シグナルとしては日足短期HMAの下抜けが必要となる。具体的には1時間足レベルで下降のダウ理論が成立し、同時に日足短期HMAを割り込む局面が短期的なショートエントリーの好機となるだろう。その場合の下落目標は4,200ドル付近が想定される。損切りは日足短期HMA直上、あるいは直近高値水準を基準とするのが妥当である。
中長期的な視点では、価格下部に日足一目均衡表雲が控えているため、この水準へ突入しない限り明確な下落トレンド再開とは言い難い。さらに、現在4時間足ボリンジャーバンドが収縮しているため、下落するためにはエクスパンションを伴う強い値動きが必要となると推測する。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成後上昇
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、219ドル付近を推移している。昨日は220ドル付近まで上昇した後に反発し、213ドル付近でサポートを得て再び上昇に転じる動きとなった。
直近では1時間足MACDから短期的な上昇圧力の減少が示唆されており、足元の上昇は一時的な動きと考えられる。そのため一度1時間足長期HMA付近まで押し込む可能性があるが、4時間足・日足レベルでは依然として買い優勢である。そのため今後、押し目形成後に1時間足中期HMAを上抜け、かつ1時間足で上昇のダウ理論が成立した場合、日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近までの上昇を狙えるだろう。損切りはエントリー時点の直近安値を基準とするのが妥当である。
中長期的には日足ボリンジャーバンドアッパーバンドで一時的に反落する局面があったとしても、4時間足一目均衡表雲を割らない限り段階的に上昇が継続する可能性が高い。日足ベースでは次の上値抵抗が244ドル付近に控えており、この水準が中期的な上昇目標として意識される。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7