パンケーキスワップ、CAKEの最大供給量を4億枚に削減──デフレ路線が明確に

伊藤 将史
8 Min Read
Highlights
  • 19日、PancakeSwapがCAKEの最大供給量を4億5,000万枚から4億枚へ削減を可決
  • 最大供給量の再設定は、トークノミクス3.0導入後に継続しているデフレ基調を背景とした判断
  • 供給量削減発表後もCAKE価格は大きな変動なし

BNBチェーンを基盤とするDEX(分散型取引所)のPancakeSwap(パンケーキスワップ)は19日、独自トークン「CAKECAKECAKE」の最大供給量を従来の4億5,000万枚から4億枚へと引き下げる提案が、コミュニティ投票により正式に可決されたと発表した。

背景に「トークノミクス3.0」の成功、総供給量の8.19%をバーン

今回の供給量削減は、2025年4月に導入された「CAKEトークノミクス3.0」の成功を背景としている。CAKEは、同施策による放出量の削減とバーン(焼却)の促進により、2025年を通じて供給量の約8.19%にあたるネットバーンを達成した。

CAKEトークンに関する主要な統計と調整内容は以下の通りだ。

調整前・2025年の年初実績調整後・現在実績
最大供給量(上限)4億5,000万CAKE4億CAKE
1日あたりの放出量約40,000 CAKE約22,250 CAKE
総供給量3億8,000万CAKE約3億5,000万CAKE

新たな最大供給量は4億枚に設定されたが、現在の総供給量(約3億5,000万枚)との差分である5,000万枚は「バッファ」として位置づけられている。運営側は、2023年9月以降続くデフレ傾向を背景に、「このバッファを使用する必要性は低い」と説明している。

今後のプロトコルの成長資金については、追加のトークン放出を行う前に、蓄積されている約350万CAKEの「エコシステム成長基金」を優先的に活用する方針だ。

「2025年11月から2026年1月までのCAKE/USD日足チャート。12月に下落後、1月は約2ドル付近で横ばい推移している。
CAKE価格チャート 出典:TradingView

なお、本発表後もCAKE価格に大きな変動は起きていない。

ただちに価格への影響がある決定ではないものの、同プロジェクトのデフレ施策は、エコシステムの長期的な継続と成長を目指す一手と評価できるだろう。

関連:PancakeSwap、ステーキング報酬削減で可決|希少性高まる
関連:PancakeSwapのCAKEトークン、インフレ率低下提案で24%下落

関連銘柄:CAKECAKE

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。