- Bybitローンチパッドの概要:新規上場仮想通貨を安価で入手できるイベントで、参加には口座開設とKYCレベル1の完了が必要。
- 参加条件と注意点:計測期間中に50MNTまたは100USDT以上の残高を保持し、サブアカウントは参加不可などの制約がある。
- 開催期間の構成:計測期間、コミット・抽選、配布(当選)の3つのステップで進行し、各ステップでの手続きが求められる。
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Bybitローンチパッド(IEO)とは?
新規上場仮想通貨を安価で入手できるイベント!

ローンチパッドの概要
参加条件 | 口座開設及びKYCレベル1クリア |
---|---|
参加方法 | 50MNTまたは100USDTを保持していること |
対象アカウント | ・総合取引アカウントユーザー ・資金調達アカウント ・インバースデリバティブアカウント ・標準アカウントユーザー ・資金調達アカウント ・現物アカウント |
計測方法 | 5日間1時間毎のスナップショット |
配布方法 | 現物取引アカウントまたは 統合取引アカウントに配布 |
プロジェクト数 | 32プロジェクト (2025年1月現在) |
上場後の上昇率 | 平均上昇率645% |
過去のプロジェクト例 | ・LFTトークンセール ・PBUX トークンセール ・VELAR トークンセール |
Bybit(バイビット)のサービスには、現物取引やステーキング以外にも仮想通貨を増やす方法としてローンチパッドがあります。ローンチパッドは、新規上場となる仮想通貨を上場前に格安で購入できるイベントで、大きな利益を得られるチャンスとして人気です。
ローンチパッドで新規上場するトークンは、Bybit自らが審査を行うことから信頼性が高く、詐欺トークンをつかまされるリスクが低いというメリットがあります。また、販売価格が比較的安く設定されていることが多く、上場後の値上がりを期待できます。
一方で、参加方法や注意点を正しく理解していないと思わぬ失敗に陥る場合もあります。本記事ではそんなBybitローンチパッドについてまとめました。まずはローンチパッドの詳しい情報から解説していきます。
なお、Bybitの詳しい情報は「Bybit 評判・特徴」「Bybit ボーナスキャンペーン」でまとめているので併せて読んでみてください。
Bybitローンチパッドへの参加条件

Bybit(バイビット)のローンチパッドに参加するためには、下記の参加条件を満たしている必要があります。逆を言えば、条件をクリアしていれば誰でも参加可能です。
Bybitローンチパッド参加条件
- Bybit口座開設及びKYCレベル1が計測期間前にクリア・完了
- 計測期間中に50MNT以上または100USDT以上の残高を対象アカウントにて保持
- 計測期間中は50MNT以上または100USDTの残高を下回らない
MNTとはBybitが資金提供するBitDAOがリブランドされたプロジェクトで、Bybitの重要なトークンです。詳しくは「Bybitのトークンはどれ?」でまとめているので参考にしてみてください。
上記内容の補足として、対象アカウントと参加に関する注意点について以下で解説します。
対象アカウントについて
- 総合取引アカウントユーザー
- 資金調達アカウント
- インバースデリバティブアカウント
- 標準アカウントユーザー
- 資金調達アカウント
- 現物アカウント
2023年9月以降にBybitで新規口座開設した方は、総合取引アカウントとなっています。それ以前にBybitで口座開設している方は、標準アカウントとなっています。
参加に関する注意点
- 計測期間中は1時間ごとに5日間行われ、期間内残高を下回ると参加対象外
- デリバティブアカウントはウォレット残高が計測される
- デュアル資産投資、流動性マイニングに預けているUSDTは計測対象外
- 計測期間中における小数点以下のUSDT残高(1USDT未満)はカウント対象外
- サブアカウントはローンチパッドに参加できない
- プロジェクトへコミットで使用したMNTまたはUSDTは期間終了までロックがかかる
デリバティブアカウントはウォレット残高が計測されるため、実現損益の影響を受ける可能性があります。残高が規定量を下回らないように調整しなければなりません。またサブアカウントはローンチパッドに参加できませんが、現物取引高はメインアカウントのスナップショットにカウントされます。
プロジェクト参加で使用したMNTまたはUSDTは配布期間終了までロックされるため、取引利用や振替、出金ができなくなる点に注意が必要です。
開催期間は「計測期間」「コミット・抽選」「配布(当選)」の3パート

Bybitのローンチパッドは、「計測期間」→「コミット・抽選」→「配布(当選)」の3パート構成となっています。以下で具体的に解説します。
ローンチパッド計測期間は5日間です。この期間中は50MNTまたは100USDT以上を保有しておく必要があります。
計測期間終了後はローンチパッドへの参加表明が必要です。Bybitローンチパッドへアクセスして「今すぐコミットする」をクリックします。
コミット・抽選に必要なトークン数
- MNTの場合:特定金額のMNTをコミットします
- USDTの場合:100USDTを使用して抽選権獲得に参加する
コミット及び抽選参加を忘れるとローンチパッドに参加できなくなるため注意が必要です。
配布(当選)は自動で行われ、現物取引アカウントまたは統合取引アカウントに配布されます。MNTコミット・USDT抽選の場合、以下の計算式にて配布されます。
MNTのコミットの配布量
トークン割り当て額=(コミット期間中にコミットしたMNT額/参加者によるMNTの総合計)×プロジェクトに割り当てられたトークン合計
例)AさんのコミットMNT:1,000MNT
- 参加者によるMNT総合計:1,000,000MNT
- プロジェクトに割り当てられたトークン合計:3,000,000α
- (1,000MNT/1,000,000MNT)×3,000,000α=3,000α
USDTによる当選確率
各宝くじチケットの当選確率 = 当選券総数 ÷ 抽選券の総発行枚数 × 100%
数量 = (コミットしたトークンの数量 ÷ 参加者全員がコミットしたトークンの合計数量)× ローンチパッドに割り当てられた トークンの合計数量
例)抽選券2枚が当選
- トークン数量が10,000α
- 参加者全員がコミットした合計が1,000枚
- (10,000α/1,000枚)×2=20α
抽選券の最大枚数は、計測期間中に取得した抽選券の合計枚数によって異なります。
補足として、抽選券獲得はローンチパッド計測期間中にさまざまなタスクを通じて獲得でき、より多くのタスクをこなすことで抽選券獲得枚数を増やし当選確率を上げることができます。
USDTによる抽選券を増やす方法
- VIPユーザーとなる
- 自動的に3枚追加
- 非VIPユーザーの場合は最大2枚まで以下の方法で追加可能
- 抽選券+1枚:
1,000USDT相当のポジションを維持または5,000USDTの合計現物取引高を達成 - 抽選券+1枚:
10,000USDT相当のポジションを維持または25,000USDTの合計現物取引高を達成
- 抽選券+1枚:
配布後は新規上場され次第、トークンの売却が可能になります。
参加するメリット:過去実績では価格上昇銘柄が多い

過去にBybitからローンチされたトークンは、上場から5〜10倍以上価格が上昇している銘柄も多くあります。上昇銘柄が多くあることから、参加することで大きく利益を狙えるチャンスがあります。

過去にBybitのローンチパッドを利用して上場したトークンのうち、APEXは最大76.796倍まで高騰しています。そのほかにも以下の銘柄がBybit上場後に高騰しています。
価格上昇銘柄一例
コイン名 | 最大ROI(ATH ROI) |
---|---|
Genepets | 47.34倍(4634.12%) |
Realy | 25.3359%(2433.59%) |
Kasta | 31.0325%(3003.25%) |
Tαp Fantasy | 11.875%(1087.50%) |
Walken | 10.0303%(903.03%) |
デメリットリスク:必ず儲かるわけではない

Bybitのローンチパッドを利用して新規上場したトークンは、必ずしも価格が上昇するわけではありません。例えばBybitのローンチパッドを利用して新規上場した「DEFY」は、上場時がピークとなり大きく下落しています。

このほかにも、以下の銘柄がBybit上場後に下落、または値がつかない状態などとなっています。
価格下落/値つかずプロジェクト例
コイン名 | 最大ROI(ATH ROI) |
---|---|
OpenBlox(OBX) | – |
PTU | – |
Aurigami(PLY) | – |
MYBR | 1倍 |
Okse | – |
上記の一覧にあるように、購入価格よりも下回るケースや値がつかないプロジェクトもあり、損失を出す可能性もあります。
また上場直後に価格が大きく上がり、その後下落が続くトークンも数多くあることから、配布(当選)後は早期に売却することが好ましいでしょう。上記のコインのなかでは、Top Fantasyの価格推移が分かりやすいです。

さらにMNTのコミットにて参加した場合、トークン配布までMNTがロックアップされるため、この期間内にMNT価格が急落してしまうリスクも考えられます。ローンチパッドに参加する際は、デメリットリスクを考慮したうえで参加を検討しましょう。
Bybitローンチパッドで儲けるコツ
Bybitのローンチパッドを利用して儲けるためには、下記の3項目を徹底してみてください。
基本は売り抜け

多くの銘柄でローンチ直後一定数盛り上がったのちに価格が下落しています。従って早い段階で売り抜けることで、儲けやすい傾向にあります。

上記画像はGenepets(GENE)のチャートです。ローンチ直後に一旦下落したのちに最高値を記録しています。しかしその後はローンチ直後の価格を下回る水準にて推移していることから、ローンチ直後の早い段階にて、ローンチ価格を下回らないうちに売り抜けることで利益を確保することができます。
ただし、ローンチ直後は注文が殺到して約定しない場合もあります。一括で約定しようとせずに分割にて決済したり、通信環境を見直したりと対策の検討も必要でしょう。
いち早く情報をキャッチ

Bybitのローンチパッドは不定期にて発表され、開催期間も基本的に短期間です。
過去のトークンスケジュール
トークン名 | 発表日時 | 計測開始 |
---|---|---|
DEFY | 2022年8月5日 | 2022年8月10日 |
Openblox(OBX) | 2022年6月21日 | 2022年6月25日 |
Made in Brazil(MIBR) | 2022年8月31日 | 2022年9月22日 |
OKSE | 2022年8月22日 | 2022年8月31日 |
Walken(WLKN) | 2022年6月13日 | 2022年6月16日 |
Bybitのローンチパッドは最新情報をキャッチできる環境にないと取りこぼしてしまう場合もあります。Bybit公式Xや本サイトをフォローしておき、最新の予定を常に確認できる状態にしておきましょう。トップページのニュースや上場情報でお知らせしています。
仮想通貨情報を調べる癖をつける

Bybitのローンチパッドは、Bybitが審査を行っていることから信頼性が高いプロジェクトのみに厳選されています。しかしながら、デメリットリスクで解説したとおり、すべてのトークンが価格上昇して儲かるわけではなく、売り抜けによる急落で損失が出るリスクがあるためそのまま信じてしまうにはリスクが高いでしょう。
新規上場となるトークン情報は、Bybitの公式情報以外にも自ら収集してどのようなプロジェクトなのかを把握しておくことが重要です。
Bybitローンチパッドへの参加手順・やり方
Bybitのローンチパッドに参加する手順は大きく4つのステップが必要です。繰り返しになりますが、この条件さえクリアしていれば誰でも参加可能です。以下で詳しく解説していきます。
本人確認(KYC)を済ませる

Bybitのローンチパッドに参加するには、Bybitの口座開設と本人確認を済ませておく必要があります。
関連:Bybit登録方法
まず、下記リンクからBybitにアクセスし、口座開設を始めます。
「アカウント登録」をタップすると口座開設を開始できます。

- Eメールか電話番号を選択
- ①設定したメールアドレスもしくは電話番号を入力してパスワードを設定
- チェックを入れる
- 登録をタップ

登録したEメールもしくは電話番号にセキュリティコードが届くので、画像の認証コードの欄に入力します。
電話番号の場合はSNSメッセージに送られてきます。

入力に問題なければアカウント作成が完了します。続いて「本人確認を行う」をタップしKYCに進みます。
本人確認のための身分証は以下のものになります。
身分証明書の種類
- 運転免許証
- IDカード(マイナンバーカード)
- パスポート
- 在留許可証
こちらから1つ選び、以下の手順で本人確認を終了させます。

- 提出する身分証明書を選択
- 「はい」をタップ
上記操作をするとスマホのカメラが起動するので準備した証明書の写真を撮影します。
PCから行う方や、より具体的な本人確認手順を知りたい方は「Bybitの口座開設と本人確認」を参照ください。
MNTもしくはUSDTを規定量以上保有する

MNTの場合は50MNT以上を、USDTの場合は100USDT以上を期間内Bybit口座内に保有しておく必要があります。
ここでは現物取引でMNTを保有する方法を紹介します。
MNT入手方法

- アプリの「現物」をタップ
※ 2025年2月より、日本でのBybitアプリ新規ダウンロードは不可
※ すでにダウンロード済みのアプリは継続して利用可能 - 「取引ペア」をタップ
- 「MNT」と入力
- 「MNT/USDT」のペアを選択

- 「買い」をタップ(チャート画面の場合)
- 「買い」になっていることを確認
- どちらかに数量を入力
※もう片方は自動的に入力されます - 「MNTを買い」をタップ
現物取引の詳しいやり方は「Bybit現物取引のやり方」にて解説しているので参考にしてください。
なお、Bybitローンチパッドに参加するためにはMNTの場合もUSDTの場合も資金調達アカウントでの保有が必要です。現物アカウントや総合取引アカウントに保有している仮想通貨を、資金調達アカウントに振り替える方法は以下のとおりです。
資金調達アカウントに振り替える方法

- アプリを開き「資産」をタップ
※ 2025年2月より、日本でのBybitアプリ新規ダウンロードは不可
※ すでにダウンロード済みのアプリは継続して利用可能 - 「振替」をタップ
- アカウントを選択、移動させる通貨と数量を入力して確定
- 送金元:今資産があるアカウント
- 送金先:資金調達アカウント
ローンチパッドに参加

コミット期間になったら、Bybitのローンチパッドページにて「今すぐコミットする」をクリックして参加したいプロジェクトを選択します。

プロジェクトは「MNTにてコミット」または「USDTにて割当抽選に参加」に分かれているので、参加方法をタップします。
計測期間中は50MNTまたは100USDTの基準を下回らないように注意し、トークン獲得量を増やしたい場合、現物取引などを通じてMNTまたはUSDTを追加で用意してください。
トークンの配布

5日間の計測期間を終えると、トークン配布期間となります。トークンはコミットした数量・条件に従って現物アカウントまたは統合取引アカウントに即日自動的に配布されます。
MNTコミットした場合
MNTコミットでは、相当額のMNTが差し引かれ、差額は資金調達アカウントに返金されます。
例)交換レートを1MNT=20αと仮定し1000MNTをコミットして割り当て分が3000αだった場合
3000α=150MNTに相当
「1000-150MNT(3000α相当分)=850MNT」が資金調達アカウントに自動返金
USDTの抽選にて当選した場合
USDTの抽選にて当選した場合、相当額のUSDTが差し引かれて差額は資金調達アカウントに返金されます。
例)仮に新規トークンαが1α=1USDTと仮定し80αが当選した場合
「100USDT-80USDT(80α相当分)=20USDT」が資金調達アカウントに自動返金
なお、抽選で外れたUSDTや残りのUSDT及びMNTは、資金調達アカウントに返金されます。
Bybitローンチパッドに関するよくある質問(Q&A)
最後に、Bybitローンチパッドに関するよくある質問をまとめました。
ローンチパッドは取引所(Bybit)が主体となり、トークンを新規上場前の安い価格にて販売・購入する方法です。対してローンチプールは特定の通貨をステーキングするなどすることで、新規上場前後に獲得する方法です。
ローンチパッド | ローンチプール | |
---|---|---|
仮想通貨預け入れ | 必要 | 必要 |
新規トークン | 有料(購入) | 無料 |
獲得タイミング | 新規上場前 | 新規上場前後 |
禁止されておらず、日本人は利用できます。
ちなみに、現在Bybitの利用が禁止されている地域は以下の通りです。
Bybit禁止地域
米国、英国、中国本土、シンガポール、カナダ、北朝鮮、キューバ、イラン、クリミア、ドネツク、ルハンシク、ウズベキスタン、シリア、その他独自判断による地域
コミット期間中は何度でもコミットボタンを押すことが可能です。
計測期間中の日時平均MNT残高によりプロジェクトにコミットできる最大額が確定されるため、多くMNTを保有している方が上限が多くなります。USDTによる抽選の場合は、各タスクにより上限4枚まで増やすことができます。
詳しくは「開催期間」で説明しています。
いいえ、できません。
コミットしたMNTやUSDTは配布期間終了までロックされ、振替や出金、取引に使えません。そのためローンチパッド参加分は取引用の資金と分けておくと好ましいでしょう。
できません。コミット期間中に一度でもコミットした場合は途中で取り消すことができません。
まとめ
Bybitのローンチパッドは、KYCレベル1のクリアとMNTまたはUSDTを所定数量保有していれば誰でも参加可能です。参加ハードルが低く、現物取引やステーキングと比較して大きく稼げるチャンスもあることから、参加チャンスがあれば検討すると良いでしょう。
Bybitのローンチパッドのまとめ
- Bybitの厳正な審査をクリアしたトークンのため詐欺プロジェクトの確率が低い
- 口座開設と本人確認(KYC)の完了が参加条件
- 計測期間は50MNTか100USDTの保持が参加の最低条件
- MNT保有数増加やUSDT取引タスクで抽選確率やトークン配布数UP
- 新規上場後のトークンは一般的に早期売却が吉
- 必ずしもトークン価格が上昇するわけではないので注意が必要
一方で、プロジェクトに関して早期に情報をキャッチして自分なりに分析しなければ、値上がりすることなく失敗プロジェクトを購入してしまうリスクもあります。ぜひこの記事を参考にしてBybit公式Xの情報や本サイトの最新情報を常にキャッチしておき、いつでも参加できる準備を整えてみてはいかがでしょうか。