未承認取引数は一時48万件に達する
わずか約2週間で、ビットコインネットワーク上の未承認取引数は約5万件から約48万件以上に急増し、高い送金詰まりを引き起こしている。2018年の最高値約25万件を優に超える数字だ。
この未承認取引数の急増により、取引手数料は1,670%という驚異的な上昇率を見せ、4月26日の1取引あたり1.58ドル(約211円)から、5月8日現在の1取引あたり27.97ドル(約3,747円)にまで上昇した。

出典:bitinfocharts.com

出典:blockchair.com
大手仮想通貨取引所「Binance」もびっくり|Lightning普及の足掛かりとなるか
暗号資産(仮想通貨)取引所最大手のBinance(バイナンス)は、未承認取引の多さと高額な手数料に圧倒され、24時間で2度もBTC出金を停止した。いずれも迅速に解決された。
今後の同様の再発を防ぐために、料金を調整しました。引き続きオンチェーンの活動を監視し、必要に応じて調整していきます。
私たちのチームは、このような状況で役立つ BTC ライトニング ネットワークの引き出しの有効化にも取り組んでいます。
Binanceはツイートでこのように述べ、ビットコインのL2であるLightningネットワークの実装に取り組んでいることが明らかになった。
背景にはBRC-20の急速な発達
背景には、BRC-20トークンの大ブームが考えられる。匿名の開発者domo氏によって作られたOrdinals Protocolによって書かれており、ユーザーはビットコインブロックチェーン上にデータを埋め込むことができる。ERC-20と似た表記だが、ただもじってあるだけで、スマートコントラクト機能などがあるわけではない。
出典:domo氏のツイート
BRC-20トークンの時価総額は過去1カ月で爆発的に上昇し、現在は8億5600万ドル(約1,100億円)に達している。

出典:brc-20.io
BRC-20トークンの熱狂は、ブロックチェーンの本来のビットコイン取引数をも凌駕している。4月29日から5月8日の間にビットコインのブロックチェーン上で行われたBRC-20の取引数は50%以上に達し通常のBTC取引を圧倒した。

出典:Dune Analytics