暗号資産アナリストのMurphy(マーフィー)氏は19日、ビットコイン
BTCのオプション市場において、価格のサポート構造に大きな変化が生じているとの分析をXにポストした。グラスノードのデータでは、88,000〜99,000ドル付近のサポート力が弱まっていると指摘。急落が発生し、重要なサポートを割り込んだ場合、72,000〜74,000ドル付近まで下落の可能性があるとの見解を示している。
88,000ドルがショートガンマに転換、ガンマエクスポージャーは12億ドルから半減
マーフィー氏が着目したのは「ガンマエクスポージャー(GEX)」の指標である。ガンマエクスポージャーはビットコイン価格が変動した際に、オプションのマーケットメイカー(MM)が価格を安定させる方向に動くか、変動を増幅させる方向に動くかを示すものだ。
ロングガンマの状態では、価格下落時にマーケットメイカーがビットコインを買い、上昇時には売るため価格は安定しやすい。一方、ショートガンマの状態では逆の動きとなり、価格変動(ボラティリティ)が増幅されやすくなる。
同氏によると、1月12日時点では88,000ドルに約6.3億ドル、90,000ドルに約12億ドルのロングガンマが存在していた。しかし19日現在、88,000ドルのロングガンマは消失しショートガンマに転換。90,000ドルは依然としてロングガンマを維持しているものの、ガンマエクスポージャー全体は5.9億ドルへとほぼ半減した。これは、88,000〜90,000ドル帯のサポートが大幅に弱まったことを意味する。
一方で、92,000ドル付近には約14億ドル規模のショートガンマが確認され、同水準では価格変動が拡大しやすい状況にあるとの見方を示した。
また、マーフィー氏はオンチェーンデータのURPD(実現価格分布)を元に87,000〜92,000ドルの価格帯に大量のビットコインが集中していると指摘し、この価格帯が現時点で最も強いサポート帯であるとも述べた。
ただし、極端な相場変動でこの価格帯を下抜けした場合、次のサポートまでに大きな空白(ギャップ)があるため、72,000〜74,000ドル付近まで急落するリスクがあると警告している。87,000〜92,000ドルのサポートを維持できるかが、今後の相場の動きを左右する焦点となりそうだ。
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