「Polygon zkEVM」第二テストネットローンチ

斎藤 俊介
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レイヤー2ブロックチェーン「Polygon(ポリゴン)」が新技術を取り入れた「Polygon zkEVM」第二テストネットをローンチ

レイヤー2ブロックチェーン「Polygon(ポリゴン)」が「Polygon zkEVM」第二テストネットのローンチをした。

12月22日午前(日本時間)、Polygonプレスリリースおよび米仮想通貨メディア大手「The Block」の報道により明らかとなった。

zkEVMは、EVM(イーサリアム仮想マシン)と等価性(equivalent)を持つ、ゼロ知識証明(Zero Knowledge Proof)を取り入れたレイヤー2ブロックチェーンだ。

ロールアップという高度な暗号化技術を使用し、イーサリアムブロックチェーンのスケーリング問題およびセキュリティ問題を解決する新たな手法として、注目を集めている。

「zkEVM」により、レイヤー1イーサリアムブロックチェーンの取引処理にかかる速度はコストは大幅に改善し、同時にオンチェーンプライバシーも可能になると言われている。開発者は、これまで以上にアプリケーションの開発をしやすくなる。

ポリゴンは10月に「Polygon zkEVM」初のテストネットをローンチし、今回、第二テストネットを立ち上げたことにより、メインネット開始前の最終段階に移行した。

We look forward to growing our mainstream adoption ambitions and innovative ZK solutions in 2023 and BEYOND.

Polygonツイッター(ツイート一部を抜粋)

2023年とその以後、メインの導入目標であり革新的なZK(ゼロ知識証明)ソリューションを、成長させていくことを楽しみにしています。

なお、10月にローンチされた「Polygon zkEVM」第一テストネットは2023年1月5日に廃止される予定のため、現在第一テストネットに触れているユーザーは、プレスリリース内のアナウンスに従って第二テストネットへ移行する必要がある。

分散型ウォレット「MetaMask(メタマスク)」を手がけた米ブロックチェーン開発企業「ConsenSys」も今月、zkEVM型の独自レイヤー2ブロックチェーンのテストネットをローンチし、話題となっていた。

各レイヤー2ブロックチェーンがzkEVMを実装することで、今後ますますDeFi運用が容易になることは確実だ。

関連:ポリゴンエコシステム一覧と注目すべきDAppを完全解説!

参考文献

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2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。
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