分散型取引所Variational、取引APIを11月中に公開へ

shoko-koyama
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Highlights
  • 5日(日本時間)、バリエーショナルの共同創業者兼CEOが取引APIの今月中の一般公開を表明、公開メインネットは「間近」
  • 9月中旬に開発資源のかなりの部分をセキュリティの監査と改善に充てると決定、追加監査の会社名や結果は投稿に記載なし
  • VARのTGEは年内の予定どおりで日付は示さず、公式ドキュメントは取引APIを開発中と記載

暗号資産(仮想通貨)や株式などの無期限先物を扱う分散型取引所(DEX)Variational(バリエーショナル)の共同創業者で最高経営責任者(CEO)のLucas Schuermann(ルーカス・シューマン)氏は5日未明(日本時間)、自身のXで、外部のプログラムから注文を出すための取引APIを今月中に一般公開すると明らかにした。

取引手数料を取らない取引アプリOmni(オムニ)の公開メインネット(一般公開版)は「間近」とし、9月中旬に開発資源のかなりの部分をプロトコルのセキュリティの監査と改善に充てると決めたと説明した。独自トークンVARvariationalvariationalのトークン生成イベント(TGE)は、9月に公表したトークノミクスで触れた年内の予定どおりだとしている。

バリエーショナル共同創業者が説明した監査と取引API

同氏によると、9月中旬に決めた監査と改善では、コードと運用の両方の追加監査、AIを使った侵入テスト、攻撃役を立てて防御を試すレッドチーム演習などを行った。投稿は、追加監査を担った会社や結果には触れていない。

公式ドキュメントの監査のページに執筆時点で載っているのは、監査会社のZellicが2024年12月、Spearbitが2025年3月に完了した監査の2件だ。同ページは、新しい機能の導入に合わせて定期的に監査を続けるとしている。

同氏によると、取引APIはホワイトリストに登録した少数のアルファテスターへの提供を進めており、今月中に一般公開する。

一方、執筆時点の公式ドキュメントのAPIのページは、市場の統計を返す読み取り専用のAPIを案内し、取引APIについては「まだ開発中で、まだどの利用者も利用できない」と記している。

シューマン氏は、トークノミクスの発表で示唆していた大型提携の発表も、予定どおりだとした。

9月のVARトークノミクス発表との違い

9月24日の公式Xの発表は、VARのTGEを10〜12月期とし、TGE前の最後の数週間で、オムニのプライベートベータを終えて公開メインネットに移り、取引APIも公開するとしていた。今回の投稿は、APIについて今月と時期を示した一方、メインネットとTGEの日付は示していない。

9月の発表では、ポイント付与を9月末に終えてすぐにTGEを迎える当初の計画を、大型の戦略的提携を理由に後ろ倒しした。提携について共有できる内容は限られるとしていた。

項目9月24日の公式発表11月5日(日本時間)の共同創業者の投稿
公開メインネットTGE前の最後の数週間でプライベートベータを終え、公開「間近」。日付は示さず
取引APITGE前の最後の数週間で公開少数のアルファテスターへの提供を進め、今月中に一般公開
VARのTGE10〜12月期年内の予定どおり。日付は示さず
大型提携TGEを後ろ倒しした理由。共有できる内容は限られる発表は予定どおり。時期や相手は示さず
バリエーショナルのTGE前の予定(11月5日の投稿は共同創業者個人のX) 出典:バリエーショナル公式X、共同創業者のX投稿をもとにJinaCoin作成

公式ドキュメントのロードマップでも、公開メインネット、APIでの取引、VARの発行はいずれも日付のない項目に並ぶ。ページ冒頭には、特定の時期を約束するものではないと記されている。

バリエーショナルの建玉と予測市場、国内の登録

データサイトのディファイラマによると、5日11時8分(日本時間)時点のバリエーショナルの建玉は9億1,332万ドル(約1,443億円)だった。オムニは公開メインネット前の段階にある。

9月24日13時53分(日本時間)時点の8億7,651万ドル(約1,385億円)は上回ったが、30日前の11億3,079万ドル(約1,787億円)からは約19%減った。ディファイラマがデリバティブに分類する無期限先物DEXの建玉の並びでは3番目に大きい。

予測市場のポリマーケットでは、執筆時点(5日11時9分、日本時間)で、バリエーショナルが12月31日(米東部時間)までにトークンを発行する確率が約81%、11月30日までが3.1%だった。JinaCoinの予測市場データでも同じ市場を確認できる。

この市場は、ガバナンストークンが正式に発行され、公に送金・取引できる状態になることを条件とし、発表だけでは満たさない。

Polymarket ↗
Variationalは2025年にトークンをローンチする?
確定 · NO
2025年11月 2026年1月
24h 9.5万円 · 累計 7,566.1万円 その他の予測市場一覧をもっと見る

金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月30日現在)をもとにしたJinaCoinの国内の交換業者一覧に、バリエーショナルの記載はない。オムニではレバレッジをかけた取引ができ、相場が小さく動いただけでも証拠金を失うおそれがある。

シューマン氏は投稿の最後で、今月後半から多くの情報を出すと述べている。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.99円)

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仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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