米ビットコイン投資企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)は13日、4月6日から12日の期間に13,927 BTCを約10億ドル(約1,600億円)で追加購入したと発表した。1回あたりの購入額としては2026年に入って最大級で、同社のビットコイン保有総量は780,897 BTCに達した。
平均単価71,902ドルで約1万4,000BTC取得──「下落局面での大量買い」
提出書類によると、今回の平均購入単価は71,902ドル。前回(4月1〜5日、平均67,718ドル)よりは上昇したものの、累計平均取得単価の75,577ドルを大きく下回る水準での取得となった。含み損を圧縮しながら保有量を積み増す戦略が鮮明だ。
累計購入額は約590.2億ドル(約9.4兆円)に膨らんだ。執筆時点のビットコイン価格
BTCは約70,968ドルで、含み損は約36億ドル(約5,750億円)、含み損率は約6.1%となっている。
STRC優先株1,003万株を売却して資金調達
購入資金はATMプログラム(随時売出しプログラム)を通じたSTRC優先株(Variable Rate Series A Perpetual Stretch Preferred Stock)の売却で賄われた。期間中にSTRC株10,028,363株を売却し、額面ベースで約10.028億ドル、手数料控除後の純収入は約10.013億ドルを確保した。
ATM発行残枠はSTRC株で約216.4億ドル、MSTR普通株で約270.9億ドルなど、合計で約350億ドル(約5.6兆円)超が残されている。3月23日に発表されたSTRC・MSTR各210億ドルの増枠も含まれており、今後も同様の大規模買い増しを継続できる態勢だ。
直近の購入ペースが加速──6週間で約4.4万BTC
ストラテジーは2026年に入ってから断続的にビットコインを購入しており、直近の買い増し履歴は以下の通りだ。
4月6〜12日に13,927 BTC(約1,600億円、今回発表分)、4月1〜5日に4,871 BTC(約526億円)、3月16〜22日に1,031 BTC(約121億円)、3月9〜15日に22,337 BTC(約2,498億円)を購入。直近6週間だけで約4.2万BTCを積み増した計算になる。
なお、12日にはマイケル・セイラー氏が「Think ₿igger.」とXに投稿しており、今回の大規模購入発表はその「予告」通りの展開となった。同氏の日曜投稿後に買い増しが発表されるパターンが改めて確認された形だ。
参考までに、JinaCoinの国内上場企業BTC保有ランキングによると、日本の上場企業が保有するビットコインの合計は約46,309 BTC(約5,242億円)。ストラテジー1社の780,897 BTCはその約16.9倍にあたり、日本企業全体を大きく凌駕する規模だ。国内最大のメタプラネット(40,177 BTC)でさえ、今回の1週間の購入量(13,927 BTC)の約3倍にとどまる。
※1ドル=159.8円、1 BTC=70,968ドルで算出(2026年4月13日21時時点)




