SBI VCトレードは18日、米ドルに価格が連動するステーブルコイン「USDC」を対象としたレンディングサービスを19日より開始すると発表した。顧客がUSDCを同社に貸し出し、利用料を受け取る消費貸借取引で、国内のライセンス業者による提供は今回が初めてとなる。
安定的に高水準な年率を提供、通常時は年率5%程度を予定
本サービスの貸出期間は12週間の満期設定で、通常時には年率約5%程度の利回りを見込んでおり、サービス開始時にはその倍にあたる10%で提供する。一般的な米ドルの外貨定期預金の利回りは年率0.01〜4%程度の水準としており、通常時でもこれを上回る水準を見込むという。利用料は「貸出数量×年率×期間(日)÷365」の算式により税込みで算出され、満期の到来時に元本とあわせて支払われる仕組みだ。
1回あたりの募集申込上限は5,000USDC(約100万円以下)で、同社はこの上限額における税制面のメリットも訴求している。USDC
USDCレンディングで得た利用料は雑所得として総合課税の対象となるが、他に雑所得がないなどの一定の条件を満たすことで、年間の雑所得額を20万円以下に抑えることが可能だという。他に雑所得がないなど一定の条件を満たせば、年間の雑所得額を20万円以下に抑えることで、申告不要となる場合がある点も特徴だ。
一方で、リスクについても開示されている。中途解約は原則として認められておらず、12週間の貸出期間が終了するまで資金を引き出すことはできない。同社が破綻した場合には貸し出したUSDCの返還を受けられない可能性があるほか、USDCは米ドルに連動する電子決済手段であるものの、市場環境の変化によって貸出期間中に価格が変動するリスクも存在するとしている。
SBI VCトレードはSBIホールディングスの連結子会社で、暗号資産交換業を営む。2025年3月26日からUSDCの取引サービスを提供しており、今回のレンディング開始で、一般顧客向けにUSDCの取引と貸借サービスを手がける国内唯一の事業者となる。
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