アプラス×SBI VCトレードが仕掛けた『ポイント革命』の全貌
暗号資産(仮想通貨)取引所「SBI VCトレード」は8日、クレジットカードサービス企業「アプラス」との提携を発表した。この提携により、アプラスが展開するポイントサービス「アプラスポイント」において、SBI VCトレードが提供する仮想通貨が交換賞品として追加された。
今回、交換賞品として追加されたのはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)の3銘柄。アプラスユーザーは2,100ポイントを一口として、上記いずれかの仮想通貨2,000円相当と交換を進められる。交換された仮想通貨は、交換申込月の翌月27日までにSBI VCトレードの口座内に付与される仕組みである。そのため、アプラスユーザーはあらかじめSBI VCトレードで口座開設を済ませておく必要がある。
アプラスポイントは、アプラス発行のクレジットカード利用に応じて付与されるもので、家電やギフト券、食品などの多様な商品と交換可能なロイヤリティプログラムのひとつだ。そのため、仮想通貨の知識や関心が比較的薄い層にも幅広く利用されている。今回の仮想通貨の追加は、これまで仮想通貨に触れる機会がなかったユーザーに対して、新たな形の資産体験を提供する良い機会となっただろう。
なお、アプラスは以前より国内仮想通貨取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」と提携し、「bitFlyerクレカ」の発行を手がけていることでも知られている。bitFlyerクレカも普段使いからアプラスポイントを獲得できるが、ポイントは自動的にビットコインへ交換され、ビットフライヤー口座に付与される仕組みとなっている。今回のSBI VCトレードとの提携も含め、アプラスは仮想通貨領域における取り組みのさらなる多角化や加速化を図っている状況だ。
SBI VCトレードとアプラスによる両者の連携は、仮想通貨のより身近な利用環境づくりに向けた一歩といえるだろう。アプラスの広範なユーザー基盤を通じ、仮想通貨が投資だけでなく、ライフスタイルの一部として浸透する可能性が高まっている。こうした新たなユーザー体験が、仮想通貨市場全体における裾野の拡大や認知度の向上につながることに期待したい。
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