米投資アプリ大手のロビンフッドは27日、2026年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。暗号資産(仮想通貨)の取引収益は1億2,000万ドル(約190億円)と前年同期比55%減少した一方、予測市場のイベント契約による収益は1億7,300万ドル(約273億円)と6倍超に拡大した。
暗号資産の取引高は38%減、予測市場は過去最高
暗号資産の取引高は500億ドル(約7.9兆円)で、前年同期比38%減少した。このうちロビンフッドのアプリでの取引高は48%減、傘下の暗号資産取引所ビットスタンプでの取引高は28%減だった。一方、イベント契約の取引枚数は前年同期の7倍超にあたる164億枚と、過去最高を記録した。
第2四半期(4〜6月)も、イベント契約の収益が1億5,600万ドル(約246億円)と、暗号資産の収益の1億ドル(約158億円)を上回っていた。暗号資産の収益は、前四半期比では20%増えた。
同社のブロックチェーン「ロビンフッド・チェーン」は、メインネット稼働後初の四半期で、分散型取引所(DEX)の取引高が800億ドル(約12.6兆円)を超え、チェーン手数料は5,000万ドル(約79億円)を上回った。同社は、収益と取引高でブロックチェーン上位5位に入ったとしている。
海外では、英国で暗号資産取引の提供を始めたほか、ドバイ金融サービス機構(DFSA)から暗号資産や株式などの取引・保管に関する認可を取得した。同地域では2027年にサービスを順次始める予定だ。
総収益は過去最高、純利益は14%減
総収益は前年同期比12%増の14億2,000万ドル(約2,243億円)で、四半期として過去最高となった。取引収益のうち、オプションは31%増の3億9,900万ドル(約630億円)、株式は41%増の1億2,100万ドル(約191億円)となった。一方、純利益は14%減の4億7,600万ドル(約752億円)だった。
顧客の預かり資産などを合計した総プラットフォーム資産は、前年同期比19%増の3,960億ドル(約62.5兆円)となった。同社は、純入金と株式評価額の上昇が増加要因となった一方、暗号資産の評価額の低下が増加分を一部相殺したと説明している。
株価は時間外取引で約7.6%下落
米ヤフーファイナンスのデータによると、ロビンフッド株(HOOD)は27日の通常取引を94.56ドル(約1万4,935円)で終えた。決算発表後の時間外取引では下落し、取引終了時点(米東部時間午後8時)で87.34ドル(約1万3,794円)と、通常取引の終値から約7.6%安くなった。
同社株の第3四半期末(9月30日)の終値は112.50ドル(約1万7,768円)で、27日の終値はこれを約16%下回る水準にある。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.94円)
