分散型取引所「Sushi」、Aptosブロックチェーンに進出

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目次

イーサリアムにはない要素を追い求めている

分散型取引所「Sushi」は11日、レイヤー1ブロックチェーン「Aptos(アプトス)」に拡張すると発表した。2020年のローンチ以降イーサリアム仮想マシン(EVM)ベースで開発されてきたSushiにとって、EVMと互換性のないブロックチェーンで利用可能になった初めてのケースだ。

🍣SUSHIは@Aptos_Networkに拡大します!
🏁最初の非EVMチェーン展開
📈そもそも v2 AMM
⛓️マルチチェーン DEXperience の全く新しいレベルへの「移行」
今後の続報をお楽しみに!

プレスリリースで、開発チームは次のように述べた。

「Aptosは、Sushiが初めてEVM以外のチェーンに参入した企業です。AptosのMoveプログラミング言語を活用することで、Sushiはまずv2自動マーケットメーカー(AMM)を導入し、今後さらに統合を進めていきます。」

「このAptosへの拡張は、主要なブロックチェーンネットワークにまたがる新しいレベルの深い流動性を解き放つだけでなく、クロスチェーン取引体験を大幅に向上させます。」

DefiLlamaによると、これまでSushiはイーサリアム、Arbitrum、Base、Polygon、Fantom、BNB Chainなどでアクセス可能だった。

Sushiは2020年にイーサリアム上にローンチされたDEX(分散型取引所)だ。Uniswapのコピーとして誕生したが、その後独自の特徴を持ったプロトコルとして進化してきた。SushiのTVL(Total Value Locked:預かり資産)は、約3.5億ドル(約510億円)で、28番目に大きいDEXだ。

関連:SushiSwapの使い方|Swapから流動性プール、収益を得る方法まで解説

「Aptos」は、今はなきMeta(旧facebook)が開発していたNovi(Diem)プロジェクトから生まれた2つのスピンオフレイヤー1ブロックチェーンの1つだ。もう一つはSUIだ。昨年10月にメインネットをローンチした。プロジェクト単体と開発会社のmysten labsと合わせて、これまでにa16zやBinance Labs、電通ベンチャーズなどから総額400億円以上の資金調達に成功している。

DefiLlamaによると、AptosのTVLは4500万ドル(約66億円)とsushiに比べてかなり少ない。

低迷の続くAptosにとって、巨大な経済圏であるsushiを取り込んで、逆転の一発とできるか見ものである。

関連:Aptos(アプトス/APT)とは?|L1ブロックチェーンの特徴や将来性を徹底解説!

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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