ハイパーリキッドHIP-3、未決済建玉が過去最高──金・銀取引が急増

伊藤 将史
8 Min Read
Flowscanより引用
Highlights
  • ハイパーリキッドのコミュニティ主導リスティング「HIP-3」の未決済建玉が、27日時点で過去最高の7.9億ドル(約1,219億円)を記録した。
  • わずか1ヶ月で2.6億ドルから約3倍に急拡大。金(GOLD)や銀(SILVER)などコモディティ取引が主要シェアを占め、伝統資産とWeb3の融合が加速している。
  • 過去30日間の取引高は184.7億ドルに達し、累積取引件数は2,600万件、ユニークユーザー数は7.59万人を突破した。

暗号資産分散型デリバティブ取引所の「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」は27日、独自のリスティングプロセスであるHIP-3に関連する市場の未決済建玉(OI)が、コモディティ取引の急増を背景に過去最高の7.9億ドル(約1,218.8億円)に到達したと発表した。

未決済建玉は一ヶ月間で約3倍、背景に金や銀の取引活発化

HIP-3とは「Hyperliquid Improvement Proposal 3」の略称であり、コミュニティ主導で新たな取引ペアを上場させる分散型の仕組みを指す。公式の発表によると、HIP-3市場の未決済建玉は毎週のように過去最高(ATH)を更新しており、わずか一ヶ月前の2.6億ドル(約401.1億円)から約3倍の規模へと急拡大している。

Flowscan(HIP-3未決済建玉推移)

分析ツールであるFlowscan(フロースキャン)のデータによると、HIP-3市場全体の累積取引高は250.6億ドル(約3兆8,665億円)に達している。取引件数は2,600万件を超え、ユニークユーザー数は7.59万人に上る。

出典:hyperscreener

また、「hyperscreener(ハイパーリキッドのオンチェーンアナリティクスサイト)」によると、過去一ヶ月間のHIP-3取引高は184.7億ドル(約2兆8,497億円)を記録している。執筆時点での未決済建玉は7億6,323万ドル(約1,175億円)となっており、主要な取引銘柄として、SILVER(シルバー、銀)やGOLD(ゴールド、金)が上位のシェアを占めている。

公式XのポストでもOIの増加について「最近のコモディティ取引の急増を受け」とコメントしており、これらの伝統的資産の取引増加がハイパーリキッドのようなWeb3プロトコルにまで波及している様子がうかがえる。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.29円)

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2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
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