ゲーム開発からマーケティング、上場支援までワンストップでサポート
Web3ゲームプラットフォーム「GuildQB(ギルドQB)」を運営する「Social Finance Limited(ソーシャルファイナンスリミテッド)」は21日、Telegram(テレグラム)ゲームに関心を持つ企業向けに包括的な支援サービスの提供を開始したと発表した。
PRTIMESの発表によると、このサービスは以下の4つの柱で構成されている:

- ゲーム開発支援(主にテレグラムゲーム):コンセプト設計から技術開発まで、主にテレグラムプラットフォームを活用したブロックチェーンゲームの開発をサポートする。
- ブロックチェーン関連開発支援:トークン、スマートコントラクトの実装、ウォレットの統合、トークンエコノミクス設計など、ブロックチェーンに関連する幅広い開発サポートを提供する。
- マーケティング支援:プレイヤーの獲得から、コミュニティ構築、PR戦略まで広範囲にサポートする。これまでに300社以上のブロックチェーン関連プロジェクトを支援した実績がある。
- 国内/海外取引所上場支援:トークンの上場に向けた戦略的アドバイスと実行サポートを行う。国内海外含む40以上のプロジェクトの上場支援実績がある。
テレグラムは9億人以上のユーザーを抱える人気メッセージングアプリだが、2024年に入り、テレグラム上でプレイできるゲームが急速に人気を集めている。その魅力は以下の3点にある:
- シンプルなゲームプレイ:タップなどの簡単な操作で楽しめ、初心者でも気軽に始められる。
- 巨大なユーザーベース:9億人以上のユーザーにアクセス可能。
- Tap-to-Earnモデル:プレイすることで暗号資産(仮想通貨)を獲得できる仕組みを採用しているゲームが多く、ユーザーの参加意欲を高める。
代表的なテレグラムゲームには以下のものがある:
- Hamster Kombat(ハムスターコンバット):リリースから77日間で1億4,200万人以上のユーザーを獲得した。プレイヤーが仮想通貨取引所のCEOとなり、ハムスターを育成しながら仮想通貨を獲得していくゲームだ。
- Catizen(キャティゼン):猫を育てながら猫カフェを経営するカジュアルゲーム。デイリータスクをクリアすることでコインを獲得できる。キャティゼンは、バイナンスラボ、ザオープンプラットフォーム(TON)、ハッシュキーキャピタルなど、大手VCが資金提供している。2024年春のローンチから2週間で1,000万ユーザーを突破、2024年10月では約4,000万人に達した。課金ユーザーは2024年9月時点で100万人超で、総収益は2,500万ドル(約37.5億円)を上回っている。課金ユーザー1人あたりの平均支出額は約27ドル(約4,050円)だ。10月5日の地域別データによると、最も課金額が多いのは日本。

ギルドQBは、TON Japan(TONジャパン)およびキャティゼンと強力なパートナーシップを結んでおり、テレグラムゲームの研究開発を進めてきた。ギルドQB自身も2024年に仮想通貨を獲得できるオリジナル放置型ゲーム「QB Gold Rush」の正式リリースを予定している。
テレグラムゲームエコシステムは今後も成長が期待されている。特に日本市場ではまだ認知度が低いものの、今後数ヶ月で新たなアプリやゲームが登場することで一気に盛り上がる可能性がある。ハムスターコンバットやキャティゼンなどのテレグラムゲームは、その手軽さと経済的インセンティブによって多くのユーザーを引き寄せて、今後も仮想通貨市場全体の動向と相まって注目される分野となるだろう。
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