イーサリアム、秘密鍵紛失に対応する「アカウント抽象化」を展開

斎藤 俊介
10 Min Read

イーサリアムブロックチェーンが「アカウント抽象化(ERC-4337)」を展開|ウォレットの秘密鍵を紛失した場合でも復元可能に

中国人暗号資産(仮想通貨)リサーチャーのWu Blockchain氏は2日、イーサリアムブロックチェーンがウォレットの秘密鍵を紛失した場合でも復元可能となる拡張機能「アカウント抽象化(ERC-4337)」を展開(デプロイ)したことを速報した。

The Ethereum blockchain has deployed a feature known as “account abstraction,” formally known as ERC-4337, seen as a key enhancement that could make it easier for users to recover crypto if they lose private keys to an online wallet.

https://twitter.com/WuBlockchain/status/1631096140388249601

イーサリアムブロックチェーンは、正式にはERC-4337として知られる「アカウント抽象化」と呼ばれる機能を展開(デプロイ)しました。これはオンラインウォレットの秘密鍵を失った場合に、ユーザーが資産を回復できるようにするための重要な新機能とみなされています。

現在、イーサリアムチェーン(EVM互換チェーン含む)ウォレットには2種類のアカウントが存在する。

・外部所有アカウント(EOA)
・コントラクトアカウント(CA)

一般的にユーザーが使うのは外部所有アカウント(EOA)であり、メタマスクなどのウォレットを作成する際に使用する。ユーザーは公開鍵と秘密鍵のペアを付与され、秘密鍵にアクセスできるユーザーだけが取引を開始することが可能となっている。しかし秘密鍵を紛失した場合、復旧できない点がデメリットとなっていた。

一本、コントラクトアカウント(CA)は秘密鍵ではなくコードによって管理されるアカウントであるため、自ら取引を開始することはできない。

今回デプロイされた「アカウント抽象化」は、外部所有アカウント(EOA)とコントラクトアカウント(OA)を統合することでこの問題に対処する。イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブリテン氏も22年10月、今回デプロイされた拡張機能「アカウントの抽象化(ERC-4337)」の優位性についてツイートしていた。

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参考文献

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2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。
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