イーサリアム、「Shapella」アップデート迫る|何が起きるのか?

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目次

イーサリアムのアップデート「Shapella」でなにが起きるのか?

いよいよイーサリアムのアップデート『Shapella』が実装される。アップデートの日時は、明日4月13日午前7時27分頃(日本時間)を予定。

イーサリアムは、昨年のアップデート「The Marge」でプルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)に移行した。The Margeにより、ネットワークのエネルギー消費を削減し環境負荷が低減された。また、取引手数料の燃焼(バーン)メカニズムにより、仮想通貨ETHの循環供給が純減した。

その7ヶ月ぶりとなるアップデートともあり注目浴びている。

「Shapella」とは?

『Shapella』とは、今までステーキングされていたETHが引き出せるようになるアップデート。Shapellaは、Shanghai(上海)+Capella(星座の名前)の造語となる。

The Marge以降のイーサリアムは、イーサリアムにETHをステーキングすることで、チェーンのセキュリティを強めながら利回りがもらえる仕組み。

ただし、ETHをステーキングできたものの、引き出しプロセスの実装は、複雑で慎重に試していく必要があったため見送られていた。ロックされ引き出しはできなかった。つまり、一歩通行だったのである。「Shapella」アップデートにより、今までステーク後ロックされていたETHが引き出せるようになる。

仮想通貨ETHはどうなるのか?

今後のETHは、以下のようなシナリオが予想されている。

  • 大量に売られる
  • ホルダーが増える
  • 活用が増える

大量に売られる

まずシンプルに、ロック解除されたETHは売られ価格下落することが考えられる。もちろん一度にすべてのETHがロック解除されるわけではないが、価格への影響も懸念視されるだろう。

ただし、ここには反論もある。

多くのユーザーがETHをステーキングした時の価格から、現在の価格は下落している。そのため、わざわざ損切りしてまでETHを手放すユーザーは少ないとの考えだ。

現に、すでにステーク解除の申請自体はできるにも関わらず、わずか1,622名ほどしか申請してないそう(4/9時点)。

投資家の動向が注目される。

ホルダーが増える

ETHホルダーが増えるとの予想もある。なぜなら現在ETHは、デフレ(需要 > 供給)状態にある。つまり、ETH自体の価値が高まりつつある。

これが続くことで、ETHの価値が見直されホルダー増加が見込まれ、価格上昇する可能性も考えられているのだ。ETHホルダーにとっては、気になるニュースとなる。

活用が増える

また、さらなるETH活用の期待も声もある。ETHがロック解除されることで、DeFiやNFTなどへ資金が流れ市場が活発になるシナリオだ。

DeFiでいうと、リキッドステーキング系DeFiへの注目が集まっている。リキッドステーキングとは、ETHをステークし利回りもらうDeFiの運用法の1つだ。投資をするとレシートトークンがもらえ、他DeFiで運用したり借入の担保として使える。

本来、ETHの投資には大金が必要であるが、リキッドステーキング使えば、小口の投資資金を集めて投資できる。つまり、少額&気軽にチェーン投資できるのだ。有名所としては、Lido FinanceやRocket Roolがある。

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こういったプロジェクトへ資金が流れ、さらなる市場拡大も期待されているのだ。

以上が、イーサリアムのアップデト「Shapella」の内容と今後の展開予想だ。全世界注目イベントとなるため、ぜひチェックしておこう。

参考文献

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この記事を書いた人

SNSなどで仮想通貨トレンドを発信中。アカウントは、「さいとう」として活動中の27歳フリーランス。2020年から仮想通貨をさわり始め、現在では企業・個人からのインタビューも受ける。総フォロワー1万人超え。

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