分散型取引所(DEX)「Dango(ダンゴ)」は9日、パーペチュアル(無期限先物)取引のメインネットローンチを発表した。独自のレイヤー1チェーン上に構築されたオーダーブック型DEXで、BTC・ETH・SOL・HYPEの4つのパーペチュアルペアが取引可能となっている。
ダンゴとは何か──独自チェーン上に「取引所ごと」構築したDEX
ダンゴは、既存のブロックチェーン上にDEXを展開するのではなく、取引所のために設計された独自のL1チェーンを基盤とするプロジェクトである。コンセンサスにはTendermintを採用し、スマートコントラクトエンジン「Grug」上で動作する。
ウォレット不要のパスキー認証や、スポット・マージン・パーペチュアルを統合した単一アカウント設計など、ユーザー体験の刷新を掲げている。テストネットでは16.6万のユニークアドレスが接続し、500万件超のトランザクションが実行された。
ダンゴの最大の特徴は、注文のマッチング方式にある。多くのパーペチュアルDEXが即時マッチングを採用する中、ダンゴは注文を短い間隔でグループ化し、まとめてマッチングする「バッチオークション」方式を導入した。これにより、高速取引(HFT)業者が速度で有利になる構造を抑制し、一般トレーダーにとってより公平な約定環境を目指す。
レバレッジはBTCとETHが最大20倍、SOLとHYPEが最大10倍で、今後引き上げ予定だ。指値・成行注文に加え、テイクプロフィットとストップロスにも対応する。入出金はアービトラム経由で行う。
今後のロードマップとしては、流動性提供(DLP)機能やポイントシステムの導入を予定しているほか、将来的には株式やコモディティへの対応も計画している。
パーペチュアルDEX市場は、ハイパーリキッドが圧倒的なシェアを握る中、アスターやedgeXなど新興勢力の参入が相次いでいる。ダンゴはバッチマッチングという独自の約定方式で差別化を図るが、流動性の確保が最大の課題となる。新興DEXがどこまで既存勢力に食い込めるか、今後の取引高の推移が注目される。
関連銘柄:
BTC
ETH
SOL
HYPE
ARB
ASTER
EDGE




