テザー、分散型検索エンジン「Hypersearch」開発中=CEO

テザー、分散型検索エンジン「Hypersearch」開発中=CEO
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
shoko-koyama
2 Min Read
Highlights
  • テザーCEOのパオロ・アルドイノ氏が分散型検索エンジン「Hypersearch」の開発を明らかに
  • P2Pネットワーク技術「HyperDHT」を基盤とし、中央サーバーに依存しない設計
  • テザーはステーブルコイン事業に加え、分散型AI基盤「QVAC」など技術領域への投資を加速

ステーブルコイン最大手テザー(USDT)のパオロ・アルドイノCEOは7日、自身のXにて、分散型検索エンジン「Hypersearch(ハイパーサーチ)」を開発中であることを明らかにした。「Engineering at Tether cooking(テザーのエンジニアリングチームが仕込み中)」と投稿し、同プロダクトの概要を示す画像を添付した。

HyperDHTベースの分散型検索エンジン

アルドイノ氏の投稿によると、ハイパーサーチはDHT(分散ハッシュテーブル)を基盤とした分散型検索エンジンである。添付画像には「A decentralized search engine, powered by HyperDHT(HyperDHTを基盤とした分散型検索エンジン)」と記載されている。

A decentralized search engine, powered by HyperDHT 出典:パオロ・アルドイノ氏公式X

HyperDHTは、アルドイノ氏が2022年に共同設立したP2Pプラットフォーム「Holepunch」で使用されている技術である。テザー傘下のP2Pチャットアプリ「Keet」の通信基盤としても採用されており、中央サーバーを介さずにノード間で直接データをやり取りできる仕組みを持つ。ハイパーサーチはこの技術を検索エンジンに応用し、グーグルのような中央集権型の検索サービスに対するオルタナティブを目指すものとみられる。

ただし、現時点ではリリース時期や具体的な機能、対応プラットフォームなどの詳細は公開されていない。

ステーブルコインからAI・P2Pインフラへ領域拡大

テザーはUSDTUSDTUSDT発行で年間100億ドル超の利益を上げる一方、その収益を分散型技術への投資に振り向けている。2025年5月にはP2Pネットワーク上でAIエージェントを稼働させる「Tether AI」を発表。同年10月には分散型AI基盤「QVAC(QuantumVerse Automatic Computer)」を公開し、2026年3月にはスマートフォン上でAIモデルの学習を可能にする世界初のBitNet LoRAフレームワークをリリースしている。

関連:テザーがスマホ上でAIモデルの学習を可能に、世界初
関連:テザーCEO「15年以内にAIエージェントがビットコインとUSDTで自律的取引へ」

今回のハイパーサーチは、テザーが進める「脱中央集権型インフラ」戦略の新たな一手と位置づけられる。検索エンジンという日常的なツールにP2P技術を適用することで、QVAC・Keet・Tether AIに続くエコシステムの拡張を図る狙いがありそうだ。

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA