ビットコイン、反発上昇へ転じるか【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL

廣野倭佳菜
20 Min Read

仮想通貨チャート分析

ビットコイン(BTC):95,000ドルで底固めの動き

ビットコイン(BTC USD)日足チャート分析 2025年2月14日
ビットコイン 日足チャート分析 2025年2月14日

ビットコイン価格は、昨日13日、前日比1.27%下落した。現在は96,650ドル付近を推移している。

日足では、95,000ドルで底固めを行い、横ばいを形成し始めている。依然として高値圏でのレンジ相場が続いており、レンジ安値の90,000ドルを維持できれば、中長期的には引き続き上目線を狙う相場が続きそうだ。

RSIは現在44付近を示しており、まもなく売られすぎ水準でゴールデンクロスが形成されようとしている。

ビットコイン(BTC USD)4時間足チャート分析 2025年2月14日
ビットコイン 4時間足チャート分析 2025年2月14日

4時間足では、明確なトレンドは発生していないものの、95,000ドル付近で下ヒゲを伸ばす動きが見られ、安値が底堅い状況が示されている。一方、高値は98,300ドル付近で抵抗される様子が確認され、直近のレンジ高値ラインとなっている。

今後の値動きの予想として、4時間足レベルのレンジ上限と思われる98,000ドルを明確にブレイクした場合は、100,000ドルを目指して上昇する可能性が高まると推測される。反対に、95,000ドルが明確にブレイクされた場合、過去に92,000ドルや90,000ドルで抵抗された実績があるため、強力なサポート帯として機能すると予想される。

イーサリアム(ETH):トレンドラインで反発の動き、デッドクロスで上値重いか

イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年2月14日
イーサリアム 日足チャート分析 2025年2月14日

イーサリアムは昨日13日、前日比2.28%下落した。現在は2700ドル付近を推移している。

日足を確認すると、直近数日では下降平行チャネルの下限値とWeeklyピボットが重なるテクニカルポイントで反発し、安値を切り上げている。約2ヶ月間にわたる長い下落トレンドを覆すほどの反発には至っていない。一方、オシレーターではトレンド転換シグナルが示されているものの、デッドクロスが発生しており、売り圧力が依然として強い状況にある。そのため、戻り売りが意識されやすく、次の重要なテクニカルポイントと推定される2850ドル付近は特に警戒する必要がありそうだ。

RSIは現在39付近を示しており、下落トレンドの終了を示唆する売られすぎ水準でのゴールデンクロスが出現している。また、MACDでもまもなくゴールデンクロスが出現しようとしており、陽転しようとしていることからも今後上昇を示す可能性が高まっている。

イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年2月14日
イーサリアム 4時間足チャート分析 2025年2月14日

4時間足では目立ったトレンドは発生しておらず、レンジが形成されている。レンジの安値は2550ドル付近、高値は2800ドル付近と推測される。

MACDはダイバージェンスを引き起こしており、上昇転換シグナルを点灯させている。これにより、一時的な上昇の可能性が示唆されるものの、デッドクロスの影響を考慮すると、上値が重くなる展開も想定される。

ソラナ(SOL):188ドルのサポートが示され、トレンド転換近いか

ソラナ (SOLUSD)日足チャート分析 2025年2月14日
ソラナ 日足チャート分析 2025年2月14日

ソラナは昨日13日、1.29%下落した。現在は197ドル付近を推移している。

日足では、2日連続で下ヒゲを伴い、ダブルボトムの形成段階と捉えられるチャート形状を示している。引き続き安値は188ドル付近が強く意識されており、昨日の値動きでもこの水準がサポートとして機能していることが確認された。

ソラナ (SOLUSD)4時間足チャート分析 2025年2月14日
ソラナ 4時間足チャート分析 2025年2月14日

4時間足では移動平均線で抵抗される様子が見られ、上値が重い状態が示されている。まもなくローソク足は3本目のファンライン(赤)を200ドル付近でブレイクしようとしているが、このトレンドラインには短期移動平均線と中期移動平均が重なっている。

ファン理論では、3本目のトレンドラインのブレイクは有効なトレンド転換シグナルとされる。200ドルを明確にブレイクすれば、複数のテクニカルブレイクを伴って上昇する可能性が高まるが、同時に強い抵抗に直面しやすい局面でもあるため、慎重に見極める必要がある。

リップル(XRP):安値トレンドラインで反発

リップル (XRPUSD)日足チャート分析 2025年2月14日
リップル 日足チャート分析 2025年2月14日

リップルは昨日13日、前日比2.25%上昇した。現在は2.58ドル付近を推移している。

日足では、安値を結んだラインで揉み合い相場を形成していたが、昨日は明確にラインで反発する様子が見られた。また、2017年高値の2.5ドル付近を実体ベースで上抜けることに成功しており、強気の展開が示唆されている。

RSIは直近で30付近まで下落した後、現在は47付近まで上昇している。さらに、ゴールデンクロスが出現しており、上昇転換のシグナルを示唆している。加えて、MACDでもゴールデンクロスが発生しようとしており、まもなく陽転しそうな状況だ。

リップル (XRPUSD)4時間足チャート分析 2025年2月14日
リップル 4時間足チャート分析 2025年2月14日

4時間足では、トリプルボトムのネックラインと推定される2.5ドルを明確に上抜けることに成功し、上昇サインが点灯した。現在、ローソク足は短期移動平均線と中期移動平均線を明確に上抜けて、長期移動平均線に向かって上昇を続けている。

このまま長期移動平均線を上抜けることができれば、さらなる上昇の可能性が高まり、強気の展開が期待される。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA
    • 20SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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